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2006年06月18日

意味深な会話

お互いにまったくそういう意図はなくても、
別の角度から見ると恋の可能性のありそうな会話とかシチュエーションがある。

私「こちらに赴任して何年でしたっけ?」
男性「来月で、丸二年かな」
私「そうですかー。単身赴任ですか?」
男性「……いや、おれ独身(ひとり)なんだよね」
……なんとなく気まずい。
別にそれほど年長だと思って見ていたわけじゃないけど、
子供の一人や二人いそうだったから。
相手にしてみれば、「おれのこといくつだと思ってるんだよ」って話だ。

その後のメール。

男性:
今日は遠いところ来ていただき、どうもありがとうございました。
お一人だとわかっていたら、前夜飲みに行けばよかったです。
失敗でした。

私:
こちらこそお世話になりました。
今日は雨でしたが、次は晴れていい景色を満喫したいものです。
一人で行ったお店、かなりオススメだったので、
次回是非行きましょう。

……これって恋の種?

こうして考えてみると、今までチャンスがありながら見過ごした恋も多いのかなあ。
私って、超鈍感なのか、恋愛対象として現実味のない女なのか。

2006年06月15日

電話

随分長いこと同じ電話番号を使っている。
携帯を使いはじめた時から変えていない。
変更するといろんな人へのお知らせをしなきゃいけないし、長く連絡をとってない人でもいつでも連絡がつく状態にしておけるというメリットがあるから。

知らない電話番号から電話があった。
とりあえず出る。
「もしもし。久しぶりなんだけど、覚えてる?」
という男性の声。少々お酒が入っている様子で言葉が聞き取りにくい。
……誰?
「えーと?」
私の不審気な声に相手があわてて言った。
「あ、すみません。まちがえたみたいです」
「はあ」
そして、電話は切れた。

少しして、またかかってきた。
「あ、やっぱり間違いでした」
と言ってまた切れた。

あれぇ?
私が覚えてないだけで、知っている人?
もしかして、元カレだったりして?
(昔、酔うと電話をかけまくる人がいた、ということを思い出した。)
携帯の変遷の中で、関係の終わった人の番号は消去してしまっている。
確証はまったくない。

薄情な私は昔の恋人の声を覚えていない。
顔はたぶん見れば認識はできる、と思う。
だけど声までわかる自信はない。
忘れられない声の人もたまにはいるけど、それは私が好きな声のタイプだった場合で、特に声に愛着がなかった場合は記憶していない。(ゴメン)

逆に、私の付き合った人たちは(そんなにたくさんいるわけじゃないけど)、どれほど長く私の声を記憶していたんだろう。
私は自分の声は好きではないので、覚えておいてほしいとは思わないけど。

一つの恋が終わった後、その記憶や傷跡をある程度の時間をかけて洗い流す。
次の恋をするために。
その過程で、過去の恋は感触を失って、ただの記憶に変わる。
それは立体が平面に変わるようなもの。
声や匂いや手の温度などの生々しいものは鮮度を失いやすい。
逆に言えば、それが体に残っているうちは、次の恋に入るのは早いということ。
恋を失ったばかりの頃は絶対に忘れられないと思うのに、時間は必要のなくなったものをちゃんと忘れさせてくれるから偉大だ。

2006年06月04日

ある疑惑

私の好みは、たぶん、幅広い。
共通点を挙げるとすれば、基本的に落ち着いた感じの人が好きだ。
平和主義者なので直情的で短気な人は苦手。
だからなのか、人当たりがよくて物腰の柔らかい人も好きなタイプの一つみたいだ。
ただ、そういう人の中には、知っていく過程で「この人、もしかして、ゲイ?」と疑念がわく人がいることもある。
私の恋の歴史(片想いも両想いも単なる憧れも含む)の中に少なくとも二人はいた。
(これが数として一般的に多いのか少ないのかは誰にも聞いたことがないからわからない)
別にその疑惑のせいではないのだが、どちらも恋人になることはなく恋は終わり、1人は結婚して疑惑は解消された。

どんなことで疑念を抱くかといえば、例えばこんなことだ。

女の子のアクセサリーに異常な興味を示す、とか。
(普通、恋人でもない女の子のネックレスやピアスにそんなに興味をもたないと思う。)
コートのフードについたふわふわの毛皮を触りたがり、実際に実行する、とか。
(恋人でもないのに。しかも触っている時、幸せそうだった。……ちょっと変?)

日常の話題に男性の名前しか登場しない、とか。
三島由紀夫の本を読む、とか。
「Brokeback Mountain」を友だちと観に行き、しかもそれを人に薦めるほど絶賛する、とか。
(これらの芸術作品をいけないと言っているわけじゃなく、むしろ私も興味があるのだが、恋愛対象の男性が立て続けにそういう話をすると、さすがに首をかしげずにはいられない)

ゲイの友人にその話をしたら、「その人紹介して」と頼まれた。
……やっぱり間違いないのかも。
ほどなく私の気持ちもそれ以上盛り上がることなく冷めていった。
(重ねて言うがその疑惑のせいではない。)

一つの恋が終わる時

同僚が出張に行くのに気が進まない様子だった。
そこは以前の勤務地だったから、元上司や同僚に会うのがイヤなのか、それとも。
前に付き合っていた人がいるから?
「あんまりいい別れ方じゃなかったから」
ため息混じりに彼は言った。
やっぱり後者か。
彼は今の彼女を選んで、その人と別れた。
そういう話は広がりやすく、私も当時誰かからそのことを聞いた。
「でも、そういうのって、仕方ないから」
私は言った。

仕方ない。
どっちかを選べばどっちかが傷つく。
同時に二人を選べば、どちらも傷つく。
そういうものだ。
自分の中で恋する気持ちが終わってしまったと気付いた時、あるいは何かの理由で別れなくてはいけない時、
自分が悪者になることは覚悟しなくちゃいけない。
続けられなくなった恋を終わらせるためなら嘘をつくことでさえ許されると思う。
中途半端な優しさはかえって相手を傷つける。
誰も恨まず傷つけずキレイに終わらせようなんて、幻想でしかない。
ひどい結末の恋ほど、傷が癒えるのは早いものだ。
曖昧な結末や半端な思いやりは、未練を残す。

2006年05月14日

One Fine Day

ある日 あなたは私を見つめるでしょう
そして あなたは私たちの愛の運命を知るでしょう
ある日 あなたは私を手に入れたくなるでしょう

私の望みどおりあなたの両手は大きく開かれ
あなたは私を隣において自慢するでしょう
ある日 あなたは私を手に入れたくなるでしょう
ある日 あなたは私がほしくなるでしょう

ある日 そう! あなたは私がほしくなるでしょう

"One Fine Day"
Carole King / Gerry Goffin

The End Of The World

なぜ太陽は昇り輝くの?
なぜ海は岸に押し寄せるの?
彼らはこの世が終わったことを知らないのかしら
だってもうあなたは私を愛してないのよ

なぜ鳥たちはさえずりを続けるの?
なぜ星たちは瞬くの?
彼らはこの世が終わったことを知らないのかしら
あなたの愛を失った時に世界は終わったのよ

朝目が覚めて
なぜ全てがいつもどおりなのか不思議に思うの
わからない わからないのよ
どうやっていつもどおりに人生を続けていけばいいのか

なぜ私の心臓は鼓動を続けるの?
なぜ私の目は涙に濡れているの?
彼らは世界が終わったことを知らないのかしら?
あなたがさよならを言った時に世界は終わったのよ

”The End Of The World"
Sylvia Dee / Arthur Kent

Save the last dance for me

「ラスト・ダンスは私に」って越路吹雪の有名な曲だけど、元の歌は男性の歌なんだねえ。

You can dance-every dance with the guy
Who gives you the eye, let him hold you tight
You can smile-every smile for the man
Who held your hand neath the pale moon light
But don't forget who's takin' you home
And in whose arms you're gonna be
So darlin' save the last dance for me

誰と踊ってもいいし誰に笑顔を振りまいてもいいけど
家に連れて帰るのはぼくだから最後のダンスはぼくのためにとっておいてね、
というとっても心の広い男性の歌なのだ。

You can dance, go and carry on
Till the night is gone
And it's time to go
If he asks if you're all alone
Can he take you home, you must tell him no

夜が明けるまで踊り続けていい
だけど帰る時がきて
誰かに家に送ると言われても
NO と言わなきゃだめだよ

と釘を刺すのも忘れないのが本音の嫉妬心と茶目っ気が感じられていい。
越路吹雪版もいいけど、元の歌詞も魅力的だ。
お互いにこのスタンスで恋を楽しめるのが理想だけど、現実はなかなかそうもいかない。


"Save The Last Dance For Me"
written by Doc Pomus, Mort Shuman

2006年01月27日

Chocolate Conversation

「チョコレートは好き?」
「もちろん。どうして?」
「チョコレートには恋をした時に分泌されるホルモンを誘発する作用があるんだよ」
「へえー。知らなかった! じゃあ、早速後で食べてみようっと」
「最近、恋はしてる?」
「まだ。あなたは?」
「どうかな」
「だったら私たち、とりあえずチョコレートを食べなくっちゃね!」

魅力

私がどんな人に惹かれるかを整理してみる。(思いついた順)

1.声が低い (体の中で共鳴して発声してるような声が好き)
2.背が高い
3.意外なことが起こっても驚いたり動じたりしない (このタイプにはかなり変人の領域に入る人が多い)
4.私の知らない領域の知識がある
5.顔が濃くない。彫が深くない。 (見飽きるから。何回見ても覚えられないくらい印象が薄いような感じの方が長く付き合える気がする)
6.気が利く (私自身が気が利かないので、こういう人を無条件に尊敬してしまう)
7.手先が器用 (6と同じく、自分が不器用なので尊敬してしまう。不器用な人も味があるので絶対条件ではない)
8.常に自分が目指す方向を自分で決めている。行動力がある。 (自分の意見が無い人、何事も人任せな人は苦手、ということを過去の恋愛から学んだ)
9.仕事以外に自分の趣味をもっている。(私も自分の時間を大切にしたいから)
10.ため息をつかない
11.たまには落ち込んだり悲観的になってもいいけど、基本的には立ち直りが早くていつまでも悪い気分を引きずらない

これが今の私が惹かれる要素。
果たしてこれが何年かあとにはどう変わっていくことでしょう。

2005年08月13日

Now You're Not Here

もうあなたはいない

二人ともあの頃はまだ若くて
一番高い場所にある星より限りなく高い空の先
一番遠くの惑星よりも先の方を見つめていた
私たちは世界を変えられると信じてたし
愛さえあればいいと思ってた
だけど終わりのない時間は過ぎた
私たちは疑いにかられるまま
誰も勝つことのない果てないゲームをしていたみたい

もし逃げることができるなら
隠れることができるなら
あなたへの気持ちを忘れてしまいたい
だけどあなたの想い出があらわれて
これが現実だと思い知らせるの
あなたはもうここにいない
あなたはもうここにいない

愛と憎しみは運命次第
当たり前だと思っていた人生
二人がほしかったものを手放すことを止めることはできなかった
長いお別れも悲しみの涙もいらない
何も信じない
だけどもうあなたは行ってしまった
私たちはもうけしてこの愛の行方を知ることがない
時が奪い去ってしまったの
私たち二人に与えられた何もかもを

もし逃げることができるなら
隠れることができるなら
あなたへの気持ちを忘れてしまいたい
だけどあなたの想い出があらわれて
これが現実だと思い知らせるの
あなたはもうここにいない
あなたはもうここにいない

まだ愛しはじめたばかりの頃
夜は長くて
朝日の中で互いの瞼にキスをして目覚めた
私たちが見ていた楽しい夢はもう死んでしまった
二人の間の約束は全て破られた

もし逃げることができるなら
隠れることができるなら
あなたへの気持ちを忘れてしまいたい
だけどあなたの想い出があらわれて
これが現実だと思い知らせるの
あなたはもうここにいない
あなたはもうここにいない

私の腕の中で
私の人生の中で
あなたを愛することはただの想い出に変わってしまった
あなたはもうここにいない
あなたはもうここにいない
私もとにはいない
私の腕の中で
私の心の中で
私の人生の中で

2005年04月25日

Love doesn't have to hurt

ラブソング和訳シリーズ(笑)。
Atomic Kitten "Love doesn't have to hurt"

人生勉強をしたの それもつらい方法で
なぜ間違った恋をしてきたんだろう
ひどく傷ついたし ただ自分を責めることしかできなくて
もう限界のところで あなたが現われて教えてくれた

愛は傷つけるものではなく 心地よいものだと
思いがけないことだった
あなたといると私らしくいられる
いつもそうあるべきなのだと
毎晩毎晩
泣くことも 喧嘩することも
死ぬ思いをすることもないのだと
あなたは私に愛とは何かを教えてくれた
愛は傷つけるものではなく 心地よいもの

ねえ あなたのことずっと前から知っていたような気がする
だけど今でも 孤独な時のことを思い出すと震えてしまう
感情を心の中に押し込めてきたけれど
あなたの目からは何一つ隠せないのね
もう限界のところで あなたが現われて教えてくれた

あなたに寄り添っていると
とても気持ちがいいの
心に思うことの全てを打明けながら

愛は傷つけるものではなく 心地よいものだと
思いがけないことだった
あなたといると私らしくいられる
いつもそうあるべきなのだと
毎晩毎晩
泣くことも 喧嘩することもない
あなたの腕の中で
あなたは私に愛とは何かを教えてくれた
愛は傷つけるものではなく 心地よいもの

2004年09月05日

手をつないだら

「女の子と手をつなぐのはドキドキしたものだった」というお父さんの恋の話を聞いた年下の女の子に「今時そんな、男の子と手をつないでドキドキしたりする? しないよね」と同意を求められた。

ごめん。私、ドキドキしちゃう派。
それだけは慣れることはないと思う。たとえどんなに長く付き合う相手でも。
ずっとそういう自分でいたいと願うし。
そういう気持ちを忘れないお父さん、ステキだと思うよ。

手には不思議な力がある。
顔をのぞけば人間の体の中で一番ダイレクトに気持ちを伝えられる部分だと信じる。
うまく言葉にできないことも、掌を通して伝えることができる。
自分の気持ちを言葉にすることが苦手な人は、手を使えばいい。
絶対に気持ちは伝わるから。

2004年04月30日

夢の話

先日、こんな夢を見た。
ジェームズ・ボンド役のピアース・ブロスナンとサラリーマンと思しき普通の男性2人からそれぞれ求愛された私は、その3人の中から誰かを選ばなくてはならない、という状況だった。

ピアース・ブロスナンは、中学時代から好きな俳優。
(当時「探偵レミントン・スティール」というメイドインUSAの連続ドラマで主役をやっていた)
年を経て渋さも増してますますいい男ぶりを発揮している。
好きな有名人は誰?と人にきかれると、まず名前が浮かんでしまう、私のイチオシ芸能人である。
(それほど熱心に有名人を追っかける人間ではないので、「特に誰と言われれば」という程度の話だけど)

はっきり言ってどう考えてもありえようのないシチュエーションである。
1人すらないのに、増して3人、増してピアース・ブロスナン。

夢の中の私は迷った挙句、まずピアース・ブロスナンを振った。
そして、もう一人もお断りして、ただ一人の人を選んだ。
顔を覚えておけば、もしかしたらその人が本当に運命の人だったのかもしれないけど、まったく覚えていない。
なんたって顔のインパクトはやっぱりピアース・ブロスナンである。

贅沢だった。
ほんとにそれでいいのか、私。
夢の中くらい、ありえない選択をしてもよかったのではないか。
だけど、やっぱり、それでいいのだ。
夢の中でさえも自分があるべき姿を理解して、ちゃんと本質で人を見抜いて選んでいたということではないか。

この話を友人にしたら、「欲求不満なんじゃないの?」と一蹴された。
……そうかもね。

2004年04月25日

現在・過去・未来

このコーナーの引越しをするにあたり、ちょこちょこ過去の産物を読んだ。
(書きはじめた頃の数か月分が、元の倉庫から自動消去されていて、ちょっと残念。
どこかにバックアップがあったと思うけど……)

いろいろ思考してるね。(まるで他人事)
堂々巡りのようでもあり、前進しているようでもあり、後退しているようでもあり。
まあでも今の私が前を向いていられるのは、過去からの積み重ねなわけで、それはそれで無駄ではなかったということだろう。

正直なことを述べれば、この文章を書きはじめた頃(というより、このサイトをはじめた頃)からずっと、本腰入れた恋愛というものをまともにしていないので、相当ブランクがあることになる。
恋愛自体はちょこちょこしてたけど、一般に「付き合う」と表現するような関係には至っていない。
私の場合、付き合いはじめると長いけど、その後のブランクも長い。
そうなると、一生のうち、本当に「想い想われる恋愛」というのは、かなり回数が少ないということになる。
生来の飽きっぽさから言ってそれくらいじゃないととても長続きしない、と見えざる力が判断しているのかも知れない。
(過去の文章を見ても私の飽きっぽさは明白で、「これだけ本気っぽいのに、何急に冷めてんだよ」と自分で突っ込みたくなるところがいくつもある。)

お陰様で最近の私は、今度誰かと恋をして手をつなぐところまでいったら、きっと優しい気持ちで相手に接することができるだろう、と殊勝にも思っている。
過去の私は、自分の感情や気分の起伏の激しさに自分自身が振り回されていて余裕がなく、相手に迷惑をかけることが多かったと思う。
でも今は自分というものをかなり理解しているし、気分のコントロールもできるようになってきた。(完璧じゃないけど)
それだけコンディションを整えられるだけの時間が必要だったのかもしれない。
ちょっと未熟なところもあるんだけど、それはまだこれからということで。

多少私も大人になったんですって。こう見えて。

2003年09月27日

ジグソーパズル

先週から2週間なんだかバタバタしてたけど、その中でいくつか気になる言葉があった。
発言者はばらばらで、言ってる言葉もばらばらで、何の脈絡もないことのようだけど、今日、それが何かの意味をあらわしてるのではないかということに気がついた。

もしこれが私の第六感か、私を見守ってくれている誰かによる暗示だとしたら、すごい。
その答えはまだ今はまったくわからないけど。
でも当たってたら、どうする?

ジグソーパズル

先週から2週間なんだかバタバタしてたけど、その中でいくつか気になる言葉があった。
発言者はばらばらで、言ってる言葉もばらばらで、何の脈絡もないことのようだけど、今日、それが何かの意味をあらわしてるのではないかということに気がついた。

もしこれが私の第六感か、私を見守ってくれている誰かによる暗示だとしたら、すごい。
その答えはまだ今はまったくわからないけど。
でも当たってたら、どうする?

2003年09月14日

トンネル

金銭的にじゃなくて、気持ちの上で頼りにできる人がいるって心強いと思う。

お金なんか意外とどうにでもなる。
ごはんが食べられないくらいお金が無くなるってことは今のところないし、ホントにやばいとなったら親や友達に頭を下げて貸してもらうことはできる。
ありがたいことに、そこまで危機的な事態に陥ったことはないけども。

何かに追い詰められて余裕のない時、どーんと落ち込んだ時、ショッキングなことがあって怯えてる時、そんな心のピンチの時に寄りかかれる人がいると救われる。
そういう時は、何も言わなくても、そばにいてくれればいい。
たとえ何かの事情で駆けつけることができなくても、電話やメールで一言「大丈夫」って言ってもらったら、安心できる。
大切なのは、そういう存在を感じることだ。
自分には何かあった時に受け止めてくれる存在がいる、ってことを感じること。
そういうことは、誰でもいいってわけじゃない。
やっぱり自分にとって特別な誰かにしかできないこと。
じゃなきゃあとは自力で這い上がるしかない。

特にこれということはないけど、ちょっと弱ってるかなあ、このところ。
厳しい残暑のせいでしょう。
トンネルに入り込んでも、先に光は見えてるんだけどね。

2003年07月20日

LOVE SONG 5 - バンザイ~好きでよかった

イェーイ 君を好きでよかった
このまま ずっと ずっと
死ぬまでハッピー
バンザイ 君に会えてよかった
このまま ずっと ずっと
ラララふたりで


LOVE SONGといいながら失恋の曲しか挙げてないので、Happyなやつもいっとこう。
この曲はある意味、理想系。
男性にこんな風に想われたら幸せだなあ、と思う。


スゲェスゲェ幸せな気分の時は
帰り道で君を思い出す
コンビニをうろうろしながら
思い出し笑いをかみ殺す


私の友人夫婦のダンナが結婚式の日にこの歌を歌った。
きっといい家庭を築くに違いないと思った通りに、今二人は子供も生まれて幸せそうだ。
結婚するなら彼女たちみたいになりたいと思う、理想の二人だ。
また、偶然にも別の友人の夫となった人が結婚式でこの曲を歌っていた。
彼女たちもとてもいい感じだったので、同じように幸せに暮らしているに違いない。
そんなこともあって、私にとって幸せな結婚の象徴みたいな1曲となっている。


キザな言葉はてれくさい
カッコつけずにいこう
いつもふたりでじゃれてたい
だからBaby ここへおいでよ


バンザイ~好きでよかった/ウルフルズ
作詞作曲:トータス松本


LOVE SONG 4 - ラストキッス

本当にスキだった あなたがいない
初めての恋 終わった
今夜は夢に笑顔のままで
出て来ないでよ ねえ

最後のセリフ 口に出すまで
困ってたあなた
最後のセリフ 口にしたすぐ後
なのに くちづけ


男の人の方がロマンティストだというのは、女心の名曲の作り手に男性が多いことからもわかる。
つんくって聞くと、なんだモーニング娘。かよ、って思われるかもしれないけど、侮ることなかれ。
元々シャ乱Qの曲自体女っぽかったんだけど、つんくは女心の曲を書いてこそ持ち味を活かせるタイプらしい。
変な曲ばかりが目立つけど、女の気持ちを妙に知りすぎた名曲も多い。
「悲しみがとまらない」からキッスつながりで連想した、かなり好きな1曲。


明日はあなたの
キライな色の服を着てみるわ

あなたのアドレス 消してやったわ
写真も捨てたわ
あなたの全て 思い出消したのよ
なのに どうして


一つの恋が終わった後、全てがなかったことにしようとしてみる。
全て忘れようとしてみる。
だけど、人間の記憶なんて、そんな単純なもんじゃない。

別れ際にキスをするなんて、本当は最も思いやりのない行為だ。
別れる時は喧嘩か浮気でざっくり切り捨ててくれる方がいい。
私の恋は円満終結ばかりなので終わった後がいつもキツイ。
一人で七転八倒してようやく立ち直ってきた。
別れ際に優しさを示そうとするなら、思いっきり冷たくしてくれた方がいい。
男だって後味が悪いのはいやだし「いいヤツだった」って思われたいんだろうけど、最後だけいきなり暴力でもふるって最悪な別れを演出してくれた方がすっきりあきらめがついていいんじゃないかって思う。


くちびるにだけ
どんなに忘れようとしても
くちびるにだけ
ずっと残ってる最後のあなた
くちびるにだけ
やめてよあなたの温もりが
くちびるにだけ
ずっと残ってるやさしいあなた

ラストキッス/タンポポ
作詞作曲:つんく

LOVE SONG 3 - 悲しみがとまらない

あなたに彼女 会わせたことを
わたし今もくやんでいる
ふたりはシンパシイ 感じてた
昼下りのキャフェテラス
あの日電話が ふいに鳴ったの
あの人と別れてと 彼女から
I Can't Stop
The Loneliness
どうしてなの 悲しみがとまらない


LOVE SONGとは言いながら、なぜ失恋の曲ばかり選んでるんだか、私?
(実生活とは何の関係もない)
でも失恋の曲こそ究極のLOVE SONGと言えるのかも。
甘ったるいこと囁くより、痛みを伴う感情の吐露の方が強烈。

この曲は、1つの曲の中に濃厚な物語が凝縮されている。
曲調も好きだけど、歌詞の内容がどうしても気になる1曲。


誤解だよって あなたは笑う
だけどキッスは嘘のにおい
抱きしめられて 気づいたの
愛がここにないことを


自分の彼氏を友達に奪われる。
実際に体験した人にしかわからない苦しみだ。
友人にこれと似た経験をした子がいるけれど、彼女はどうやって相手(浮気相手)を許したのだろう。
とうの昔の話だし、当時の男性とは二人とももう付き合っていないし、お互いに普通に会話できる今でも、本当はわだかまりが残っていたりするんだろうか。
永遠に聞けない謎。

私はまだあの頃まだまだ子供だったし、彼女の辛さなんて何一つ理解できていなかった。
あの時、一人でこの苦しみに耐えていたなんて、今更ながら本当に尊敬する。


I Can't Stop
The Loneliness
だれか救けて 悲しみがとまらない
I Can't Stop
The Loneliness
こらえきれず 悲しみがとまらない


悲しみがとまらない/杏里
作詞:康 珍化
作曲:林 哲司

2003年07月17日

ある証言

「あの人、よくエレベーターで膝カックンしてくるの。主な被害者はAさんなんだけど」

ああ、そうなんだ。
あの人、Aさんのこと気になってるんだな。
今時膝カックンなんて手段を使うところがますます真実味がある。
いいお兄さんだと思ってただけに、私としてはちょっぴり残念だったりして?

でも、頭の中で二人を並べてみると、いい感じ。
Aさんは私にとってもいいおねえさん。
うまくくっつくようなことになるといいんじゃないかなあ。

2003年07月16日

ゴシップ作り

独身の男女を見るとくっつけたがる人、っている。
「今、○○さんとくっつけようとしてんだよね」
そのおせっかいな人を指して、彼は苦笑いで言った。

彼女は、最近イメージが変わった。
まだ学生気分の抜け切らないかわいい子だと思ってたけど、ある人と噂になった後で先日久々に見かけたら、全然変わってしまっていた。
噂の真偽はわからないけど、恋愛で何かあったのは間違いない。
女は付き合う相手でどんな色にも変われるから。

以前の彼女なら、彼と付き合うのもありだろうとは思ってた。
だけど今は、彼と付き合う図っていうのが想像できないくらい変わってしまった。
周りがどうあおったところでそれはないだろうなあと思う。

だけど、ちょっとだけジェラシーしてみたりする。
彼女より私の方が合ってたりしない? なんて言えるはずもないけど。

2003年07月15日

本音のパーセンテージ

お酒が入ってたり大勢の中だと、その発言にどれだけ本音が入っているんだかわからない。
わからないけど、実のところ知りたい。
その言葉に占める本音のパーセンテージはどれくらいですか?

みんなの発言のリズムの中でぽんと出てきた言葉だし、
冗談だってわかってるけど、聞き流したりしてないんだよね。実は。
ちょっとだけ楽しい期待をしてみたりする。
それくらい、いいじゃん?


周りの人に合わせすぎる人。
おじさんたちに合わせて「肌にハリがあって」に同調するのはどうかと思うよ。
同い年じゃん。
大体そこまで見てるの?
仮に見てるとしても、私を一度でもそういう対象として見たことありますか?

2003年05月20日

LOVE SONG 2 - Missing

言葉にできるなら 少しはましさ
互いの胸の中は 手に取れるほどなのに
震える瞳が語りかけてた
出会いがもっと早ければと


親友の彼女と恋に落ちてしまった男性の本音、といったところだろう。
こういう歌詞やメロディから物語を感じられる曲が割と好き。

私自身は、人のものである時点で恋愛対象としてみることができないので、こんなキツイ恋愛はしたことがない。
でもこの先絶対にその持論のままいけるという保障は何もない。
もしかしたら、妻子ある男性、または友達の彼氏に恋をしてしまうことが起こるかもしれない。
その時はこの曲のことを考えるんだろうか。


I LOVE YOU 叶わないものならば
いっそ忘れたいのに 忘れられない 全てが
I MISS YOU 許されることならば
抱きしめていたいのさ 光の午後も星の夜もBaby


こんな恋はしたくない。
だってつらすぎる。
だけど、誰の身にも起こりうる事故なんだろう。


MISSING
作詞作曲 久保田利伸

2003年05月19日

LOVE SONG 1 - Indigo Walz

恋の歌について書いてみよう。
今日は第一弾。

* * * * * * * * * * * *
歌詞を考えずに曲だけ聴くと、曲調がどちらかというと明るいので永遠の愛を誓うような甘いバラードという風に聞こえるかもしれない。
ワルツ、つまり3拍子なのがそういう空気を感じさせる。


閉ざされた部屋に 孤独の記憶がさまよう
背中も髪も指も どちらのものでも かまわなかった
溶け合った体とハートを ふたつに離して
最後を交わした夜
ベッドの隅に忘れていった 小さな時計がふるえてる


本当の意味での恋と別れを知るまでは、この曲のよさを見出せなかった。
この曲のよさを見出すというよりも、この曲の世界にシンクロすることができなかった。
自分にとって大切な恋の終わりを知らなければ、その世界を感じることはできない、ということなんだろう。


今も悲しみ 消えないけど 時の流れ信じよう
君のため 生きたから 僕のために歌いたいから


この曲が作者自身の口から歌われるのを耳にする時、本当にその情景が心に浮かぶ。
おそらくその場にいた人のほとんどは、自分が失ったかつての恋の残骸について思いを巡らせていたに違いない。


もしも瞳が出会っても 心は背を向けよう
甘い唇と苦い想いに 感謝ができるように


そう自分に言い聞かせた日々を、思い出す。
あるいは。いまだにそう言い聞かせ続けているのかも。


Indigo Walz
作詞作曲 久保田利伸

2002年12月14日

テレフォン・セラピー

彼に相談するのをいい加減やめようと思うんだけど、つい電話してしまう。

相談事の種類にもよるんだけど、同性の友人のアドバイスよりも異性の意見を聞きたい時、というのがある。

それほど深刻でなければ、職場の人に意見を求めたりすることもある。
でも、やっぱり自分の感情に深く入りこむようなディープなやつは、彼にしか聞けない。

もうとうの昔に別れたわけだし、向こうももう私への恋愛感情はない。
一度別れたものが元に戻ることはないということはもちろんわかっているし、そういう期待をしてるわけじゃない。
彼女がいたら申し訳ないんだけど、今はフリーなのを知っている(彼の自己申告だが、まあ間違いないだろう)ので、それほど気がねなく電話しちゃうんだよね。

この前電話をしたら、不在だった。(というよりも、時間がよくなかった)
翌日電話をもらった時は、時間が経って落ち着いていたので、どうでもいい話をして終わってしまった。
それでよかったんだけど。気分もよくなったし。

どうして彼になら相談できるのか考えてみた。
やっぱり、私の感情とか考え方とか弱さとか本当のことを知っているからかな。

そろそろ他のセラピストを見つけないとね。
最近、アリーなんか見てると、本職のセラピストを探すのも悪くないと思っている。
そうそう深刻なことが起こるわけじゃないけど、気分のバランスがうまくキープできるようになれそう。

2002年12月04日

結果

考えすぎるのだと、言われた。
私が考えるほど、人は気にしていない、ということ。

自分でもわかってはいたけど、人に言われると確信できる。

それと、イエスとノーをハッキリ言うこと。

まったくその通りで、反論の余地なし。


結局、やっぱり、自分が考えるほど悪いことにはならなかった。
ほっと一安心。

2002年11月30日

How can I solve the problem?

※これは(私にとって)恋愛の問題ではないんだけど、気分として日記よりこっちの方が合っている気がしたので個人的な記録として書いておく。
表現が抽象的なのは、自分の心境として他に表しようがないのと、書く事により考えをまとめようとしたため。


やるべきことはわかっているのに、いろいろ考えるときつい。
「私がこうしてしまうと相手はきっとこう思うだろう」とか考えない方がいいとはもちろんわかっているけれど。

面倒なことから逃げてなあなあにしてしまうと後始末が大変、ということは、これまでの経験で知っている。
何度も繰り返してきたことではないか。

今回はきっちりしないと他の人に多大な迷惑をかけてしまう。
場合によっては結果的に人の人生まで揺さぶってしまうようなことになりかねない。

これまでたくさんピンチはあったしツライ思いもそれなりにしたけれど、今回が一番問題の大きさとして深刻と言っていいかもしれない。
もうこういうこととは無縁だと思っていたのに。

結局自分の甘さがいけなかった。
もっと思ったことをハッキリと言えるようにしよう。
とにかくできることから一つ一つ解決していくしかない。
それだけだ。


2002年11月04日

理想と現実

理想と現実。

望んでもかなわない幸せと、すぐ近くにある幸せ。

人はなぜ遠いものを追い続けようとするんだろう。
手を伸ばせば手に入れられるものが近くにあるのに、はるばる遠くまで手に入るとは限らないものを求めていく。
「西遊記」や「青い鳥」なんかが作られたということは、人間とは昔からそういうものだったらしい。

遠くのものを見る前に、立ち止まって近くを探してみよう。

自分がそうだと思いこんでいる理想の人と、本当の幸せを共有できる人とは必ずしもイコールではない。


この秋はそんなラブストーリーを書いている。

2002年11月02日

謎の質問

「同い年ですよね」
「いくつだっけ?」
「2X」
「え、おれ2*だけど」
「早生まれだから」
「何月?」
「3月」
「何日?」
「×日。えー? プレゼントでもくれるんですか?」

生まれ月はともかく、なんで日にちまで聞くんだろう。
ちょっと気になってしまう私もまだまだ青いのか。

でもそんな思わせぶり(?)な会話にももう心を揺さぶられない。
だって本当に何の気もないってわかってるから。
たぶん嫌われてはいないんだけど、彼の中ではそんなつもりは微塵もない。
理想を追いかける人なんだよなぁ、まったく。
無意識にたくさんの女を泣かせてるね。困ったもんだ。

2002年10月11日

猫を飼いたいとずっと思っていた。
元々、家を出たらいつかは飼うつもりだった。

でも今のところまだ飼っていない。

イキモノを飼えるほど(金銭的にも生活的にも)余裕がない、ということもあるけれど、本気になれば飼えないわけではない。
あえて飼わないのだ。

なぜかって、やっぱり猫を飼ったらそれで満足しちゃって人間のオトコなんかどうでもよくなっちゃう気がするから。

飼うならオス猫がいい。
動物のメスとはどうも相性がよくない。
お互いにライバル心を持ってしまうから?

そうなるとますます猫とは縁遠くなる。
その方が身のためなんだろう。

2002年10月10日

The Truth About Cats & Dogs

「好きと言えなくて」(The Truth About Cats & Dogs)を見た。

以前夜中にテレビでやっていたんだけど、平日だったので序盤であきらめて寝てしまった。
以来ずっとレンタルビデオで探してた。
先週ようやく巡り会って借りることができた。

最初の予感通り、私のフィーリングにぴったり合う映画だった。
PCを買ってDVDが見られるようになったら、入手したい。
それくらい好き。

頭がよくて物知りでラジオのDJの仕事も好調なのに、自分の容姿に自信が持てないアビーと、モデルで男性にもてるけど知性に欠けるノエル。
アビーがリスナーのブライアンにノエルがアビーだと嘘をついたことから、3人の関係がこんがらがって……。
という、話としてはありがちなストーリーだ。
でもその後のストーリー展開とか演出が好き。

美人のノエルにブライアンがひかれていくのを見てアビーが傷つくのとか、ブライアンが本当はアビーが好きなのに自分でそれに気がついていないようなのとか。
ヒントがたくさんあるのにまったく気付かないブライアンの鈍感なところとか。
あと、動物がうまくからんでくるのがまたおもしろい。

アビーとブライアンが一晩中長電話をするシーンと、海辺で散歩をするシーンが好きだ。
特に長電話の後、ブライアンが家にやってくるところ。
アビーのあわてっぷりがおもしろい。
私もいつでも人が入れるようにちゃんと部屋を片付けておかなきゃ。(?)

私にはどう見てもアビーの方が魅力的なんだけど、世の中の人はやっぱり美人でスタイルのいいノエルなのか。
(エンドロールもなぜかトップがユマ・サーマン(ノエル)だし)

でもそういう私も見た目にひかれたりしてないだろうか。
ちょっと考えてしまう。

うーん、やっぱ見た目……?
自分ではかなり敷居が低いつもりなんだけど。


「どうして本当のことを言わなかったの!?」
「だって彼を失望させたくなかったんだもん」
「失望じゃ死なないわ」
「でも致命傷は確実よ」

2002年10月09日

ニアミス

会社帰り。
前を歩いている人の後ろ姿を見て、ふと「こんな歩き方の人いたよな……」とぼんやりと思った。

それはかつて付き合ったことのある人なのだけど、体型といい、歩き方といい、記憶と妙に一致する。
ちょっと気になって斜め後ろの角度から顔を見てみると、決定的な特徴が一致した。

「げ。マジで?」

別に後ろめたいことは何もない。
別れる時もきっちり別れた。(つもり)

でもなぜか顔を合わせる気分にはなれず、ちょっと遠回りして改札を通った。

2002年09月08日

Love is a four letter word

「素直に好きといえなくて」(クレア・コールマン著/高山祥子訳)。
久々に家で休日を過ごし、このちょっと厚めのラブストーリーを読み終えた。

私は主人公のベラみたいに恋人と死別した経験はないけれど、言葉足らずのために後悔したり大損をしたりということはよく体験してきた。
大事なところでとても臆病で、先を予測して恐れるあまりに本心と逆の言葉や態度をとってしまうベラ。
同情というより同化というべきだろう。
私はまさに彼女の物語を自分のものとして体験して、つらさのあまり胸がしめつけられて泣いた。
「そう思ってるならちゃんとそこで言わないでどうすんの?」とか「こういう時はなんらかのアクションを起こすべきだ」なんて、ハッキリしない主人公に対し腹立たしく思うんだけど、はたして私がその場にいたら今思うようにできるんだろうか?

一番うまくいっている時に、変な不安感に襲われるのは、なぜなんだろう。
私もベラと同じように、夜中に目を覚まして、不安でたまらなくなることがよくあった。

 ベラは体じゅうの毛穴からウィルを吸収してしまおうとするかのように、彼にしがみついた。まぶたをきつく閉じ、歯を食いしばる。涙があふれそうだった。ずっといっしょにいさせてください。ベラは、言葉に出してしまったら望みがかなわないと恐れる子どものように、心の中で祈った。ずっといい子にしていれば、大丈夫ですか? おねがいです、いっしょにいさせてください。おねがいします。

「永遠」なんてありえない。
相手の言葉を本気にとらえて期待することはやめようと思っていたし、別れた後に手許に残したくないから写真を一緒に撮ることも極力避けた。
結局自分が傷つきたくなかったから。
ずるいんだろうな、やっぱ。

相手の言葉を素直にそのまま信じてみること、自分の考えていることを全て伝えること。
どうせ駆け引きなんかできっこないんだから。

本や映画で普通に泣けるようになっただけで私としてはかなりの進歩だ。
たぶんこの先の恋の相手には自分の気持ちをまっすぐに伝えられるような気がする。
少しは甘い言葉を信じてみてもいい。
永遠じゃなくったって、その時その瞬間をめいいっぱい楽しまなきゃもったいないし。
無駄な後悔は二度とするもんか。

2002年09月07日

ある日のメールより

大学を卒業してすぐ結婚した友達から、突然メールが舞い込んだ。

「夫に愛想が尽きて、実家に帰ってきてしまい、独身に戻る予定…」
冒頭からあまりにもショッキングな内容。
結婚する前に夫となる人と会ったことがあり、二人のラブラブぶりは見ていたので、そんな結末は意外だった。

人生、いろいろ。
私が一人でぼーっとしてる間に、周囲は、出産、育児、離婚、と駒を進めて(?)いく。
「なんか一人だけものすごくテンポが違う気がする……」とつぶやいたら、
「でも別れるのってものすごくパワーのいることよ。それを考えたら、時間がかかっても別れない相手を見つけなさい」
と人生の大先輩に言われた。
確かにその通りだ。

精神的に人より弱いところがあった彼女が、自分で離婚を決めて働いているというのが、以前より強くなったのだろうと想像できて、それだけはよかったと思っている。


2002年09月06日

ニュートラル

運が向いてきたかもしれない。(ほんのちょっとだけ)
そんな気がする。
誰にでも人生に何度かそんな時が巡ってくるものだそうだ。

のんびり構えてる私に「チャンスは作るものだ」とお尻を叩く人たちがいるけれど、チャンスは突然飛びこんで来るものだ。
それに気付くか気付かないか。
それを活かすか活かせず終わるか。
そこが大事なところ。

やっぱり焦って事を急がなくてよかった。
無理をせず、自然の流れに身をまかせていこう。
チャンスを逃さずに。


2002年07月24日

傾向と対策

いくつか恋をして、立ち止まって考えてみると、自分が好きになる人のパターンというものが見えてくる。

これまで私が好きになった人たちというのはそれぞれ全く違うタイプの人間に思えるのに、不思議と何かしら共通点があるもので、もし「運命」とか「赤い糸」とかいうものがあるのだとすれば、そこにヒントがある気がする。
無意識とか遺伝子レベルで惹かれる何かって絶対ある。
私はわりと直感で人を好きになるので、そういうのってかなり当てはまると思う。

いろんな恋をして成功や失敗を重ねて、少しずつ少しずつ誰かに近付いていっているのだと思うと、ちょっとドキドキする。

よく好きなタイプとか聞かれるんだけど、そういう時ってすぐに「こういう人」って具体的な答えが出てこない。
あえて言うなら、私を一番私らしくいさせてくれる人、かなぁ。
「こんなことしたら嫌われるかな」とか「こういうタイプの人は苦手だろうなあ」とか考えながら恋愛するのって、やっぱりちょっと無理がある。

例えば休日に部屋でごろごろしてたら一緒にごろごろできる人。
間違っても「だらしない。もったいない」って怒るような人とは付き合えない。
そりゃ限度ってものがあって、毎週末ぐうたらじゃ、私だってキレる。
先週はぐうたらしたから今週は海でも行こう、とかそういうフィーリングとかタイミングがばっちり合ったら更に言うことはないけど。

私のすることに対して「それが彼女だから」って許容してくれる人。
そういうのがいいかな。今は。
それが愛ってもんじゃない?

2002年07月23日

バッテリー充電

やっぱり人に言われた通り。
「持続力がない」。

ふと思い返してみたら、結構冷め気味なことに気付いた。
だってね。
これだけチャンスがありながら(私にしては頑張ってチャンスを与えたと思う)食いついてこないってことは、やっぱり見込みナシでしょう。
それどころか避けてる?

ここで無理していろんなことをムダにしてしまうのは私にとっても相手にとっても得ではない。
そういうのって私っぽくないし。
なんかもっと私らしくいられるような相手がいると思うし。

人生の先輩から「うまくキープしつつ他を探したら」というアドバイスをもらった。
確かにそれがよさそう。

私って男に幸運をもたらす女なんだけどね。
いつかきっと、逃がした魚は大きかった、って後悔するぞ。ふふふ。


2002年07月18日

恋の効能

誰かを好きでいられること。それだけで幸せなのかも。

人を好きになることで得られる効能はかなりある。
たとえば肌の状態がよくなるとか、ポジティブシンキングとか、意識的に流行に敏感になるとか。
部屋は最低限きれいにしようとか、料理の腕も磨いとこうかなって思うし。(先回りしすぎ)
だって、他人にイイと思わせるためには、自分にとって一番イイ自分の姿でいないとでしょ。

恋の行方が思うようにいこうといくまいと、今の私にはこういうホルモンが必要なんだと感じる。
やっぱり何もないと楽な方に流れていく一方で、いざ本当に必要となった時に参戦できなくなってしまう。
いつでも臨戦体制でいないとね。

ちょっと前には、一番いい時期(売れ時)に何事もなく朽ちていっちゃうのかー、と少し残念な気もしてたけど、常に人を好きになれる状態をキープしてれば朽ちたりなんかするもんか。っていうか、これだけで終わってたまるか。

ある程度のあきらめと強がり(やせ我慢)と色気が、粋なんだっけ?
(「いき」の構造/九鬼周造。昔ガッコでやった。適当な引用だな……)
だったらこれでいいのか、な?


2002年07月12日

言葉なんかいらない

「恋愛偏差値」というドラマを見ている。
中谷美紀が失恋したOLを演じている。

「言葉なんかいらない」って台詞、すごくわかる。
ただ誰かの存在を傍に感じていたい。
それはやっぱりスキンシップでしかなくて。
体温とか、肌の感触とか、呼吸とか、鼓動とか、感覚で人の存在を感じたい。
心に空いた穴をそうやって埋めたい。

どんな言葉をもらうよりも、ただ手を握ってもらえば、なんか大丈夫な気がする。

何も言わなくて、いい。
ただ傍にいてください。

私ってきっと遠距離恋愛は無理だな。
絶対ギブアップする。


2002年07月07日

七夕

今日は、織姫と彦星はめでたく逢えたでしょう。
この時期には珍しく晴れた夜を迎えて。

この夏は、また何事もなく過ぎていくのかな。
暑いと余計なこと考えて頭を悩ませるのも面倒になる。
なんかもっといいことあってもいいような気がするけど、相手にその気がないんじゃしょうがない。
そろそろ潮時なのかもね。
まああまり期待せず、ぼちぼちいこか。
うまくいったらラッキー。その程度。

お肌のお手入れを怠らず、きれいにしとこ。
それしかないね。


2002年07月06日

自由な時間

一つの別れがあった後次の恋をはじめるまでに必要な時間というのは、人によって様々だ。
早い人は時間を空けずに次にシフトすることができる。
遅い人は半年から数年かかる。

私はどちらかと言うと後者の方。
前の恋をひきずるというよりも、しばらく自由の身を楽しんでおくために長く一人の期間をつくる。

たぶん彼は今その状態なんじゃないか、って思う。
今は誰か一人と付き合うよりも、いろんな人と適当に楽しくやってる方がいいと思ってるような気がする。

私もちょっとバランスが取れてきたし、他にもいろいろ見ていこって思う。


2002年07月04日

FORGET ME NOT

もうずっと口をきいていない。くぅ。
なんか下手したらこのままフェイドアウトって感じ……。
今結構事情が込み入ってきたし、別々にそれぞれ忙しいし。
チャンスを作る余裕すらない。
私のこと忘れないでね?

2002年07月03日

気になること

彼が例の第三者と長いこと二人で話しているのを見た。
まさか飲みの席じゃあるまいし、今そこでそんな話をするわけはない、とは思ったものの、とても気になった。
なんかちらちらとこっちに目線を向けた気がしたし。
……気のせい?

ホントはそのことがとても気になったけど、どうしても断れない誘いが入ってしまって、それがそのままになってしまった。

なんか気になるなぁ。


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意外と自分が嫉妬深いことを感じる、この頃。
うまく話すキッカケがなかなかつかめないでいるだけに、いつも傍にいる人を気にしてしまう。
そこに全く恋愛感情が存在しないことを知りながら。
「バカだなあ。自分で何とかしな」
心の声が舌打する。

2002年07月02日

「推定恋愛」を読んで

森浩美さんの「推定恋愛」を読んだ。
本のことについてはビー玉書房(http://www.esbooks.co.jp/myshop/bee-dama)に書いたので割愛するが、この本を読みながらいろいろ考えた。
今までの恋について。今の恋について。これからの恋について。
それから、自分の好きなタイプ。キライなタイプ。理想のタイプ。

今までたぶんバカなこといっぱいしてるけど、それもまたいいんじゃん?
人生にムダなことなんか何一つないんだから。

まあ、いろいろあるけど、ともかく今の恋を頑張ることだ。うん。


アップダウンするからシーソーは楽しい。
恋愛も同じで、気分の起伏も楽しめなければだめなのかも。
(「シーソー」)


2002年06月29日

謎は深まるばかり

この間悩み相談(?)に乗ってもらったので後日お礼を言ったら、ニッコリ笑って「またいつでもどうぞ」、だって。
それって、どういう意味?
期待しちゃってもいいっすか?(笑)

他にもちょこちょこあるんだけど、誰にでも同じことを(しかも無意識に)してるんなら、相当罪深い男だ。
かなわないなー。


でもあなたが一枚上手
とぼけた顔してるけど
ここまできて 何も言い出さないのは
やさしい拒絶かもね

特に臆病でも 鈍感でもないはず
いつでも笑ってるから
考えてること見抜けない
まさか計算済み?
あなた自身まるごと
突然の微笑みと冷たい顎のライン

もしそうなら勝ち目はないわ
とぼけた顔してるけど
こうなったら 早目に放棄するのよ
でもちょっと遅いかも

(「APPROACH」Dreams Come True)

2002年06月28日

こんな夢を見た。

砂浜に腹ばいになって砂を掘っている。
シジミを取るために。
それ以外の貝も取れるんだけど、私はシジミを取りに来たので、他の貝には目もくれない。
波は穏やかで、まだ早朝なのか空は白くて、とても静かなイメージの夢。

印象深い夢だったので、「夢の辞典」(http://hw.sakura.ne.jp/~yumi/dream/)で調べてみた。

<穏やかな海>
心の奥底を洞察しようとする心理を投影している。
<砂>
人生のはかなさ・希望が無い状態。失敗・悔しい思い。不安。
<浜辺>
楽しみ・娯楽に対する欲求。性的欲望。

うーん。なんだか当たっているような。
シジミに固執するあたり、とても私らしい。

2002年06月27日

第三者の介入

恋愛というのは本来二人でするモノ。
とはいえ、周りの人の影響を受けることもある。
今回はその要素が元々高かった。

間に人が入ると話がややこしくなるので、今まで曖昧にやりすごしてきた。
だって、面倒くさい。
うまくいってもいかなくても。
仮にうまくいったとしても周りには決して言わない。
それが私の今までの方針だった。(これまでの恋愛もそんな秘密モードばっか)

が。
あまりの進展のなさと、それに対するフラストレーションと、アルコールと、話しやすさの条件が揃って、うっかり介入を許す発言をしてしまった。
ちょっと軽率だった?

これが吉と出るか、凶と出るか。
神のみぞ知る。

彼に恨まれてジ・エンドな可能性もないわけではないけれど、もうなるようにしかならんと腹をくくった。
だめなら次いくもーん。


2002年06月22日

ゆっくりと、少しずつ

ホントに何も考えてなかったんだろうな、とふと思う。
一体何を考えているのか、なんて気にする方が間違ってた。
表と裏どころか、別に何の意図もなかったんだろう。
言葉に含められる意味とか行動の意味するところとか、そんなことわかるはずもない。
やってる本人自身知りもしないことなんだから。

でも、いくら鈍い人間でも、さすがに少しは気付いただろう。
私の中の恋愛感情の存在について。
……普通は、気付くハズ。うん。

お互いにそんなに器用じゃないので、心にもないことを実行できるはずがない。
二人でいる時のリラックスした感じというのは、彼が自分で気付いているかどうかはわからないけど、他の人に対する態度とは微妙に違うと感じる。
私は純粋に楽しかったし、彼も楽しんでくれてた、と思う。
だからある意味希望はある。
私の勘がまったくのハズレじゃなければ。


少し都合よく解釈してみよう。

彼は自分の心の奥底で起こりかけてる変化を知らず、無意識に動いているんだろう。
その変化というのは、友情から恋愛感情への化学変化。
瞬時に変化してしまうのではなく、本当にちょっとずつゆっくりと進行するものなので、自覚症状がない。
私は、恋愛感情に結びつけるための楽しい記憶をインプットしていく。
それが最も効果的で確実だとわかった。

友達には「次の約束をしないでどうする!」と叱られたけど、ここまで漕ぎつけただけでも私にはかなりスゴイこと。
例えば、私がゆったり構えてる間に横から誰かが入ってきてさらわれてしまったとしても、その時はその時だし。
今あせって結果を出そうとすることの方が問題なのであって、私は私のペースでいこう。
相手もたぶんそのペースでくるから。

2002年06月17日

恋するホルモン

やっぱり案ずるより生むが易し。
ホント、考えすぎた。
一言言葉を交わしただけで、和やかムード。
やっぱり結構いけてるんじゃない?
なんて調子に乗ったりして。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最近、肌の調子がいい。
梅雨の湿度が私の肌にちょうど合っているのかもしれないけれど、やはりそれだけではないと思う。
人を好きになることで自分の中で何かが分泌されてるのでしょう。
同じ女性には「恋をしている女」というのがわかるらしい。
恐るべし。女の勘。
でも、それだけキレイになったってこと?(笑)

2002年06月16日

梔子(くちなし)

言葉にならない。
口に出せない。
もっとたくさん話せたら。


ねぇ どうして すっごくすごく好きなこと
ただ 伝えたいだけなのに ルルルルル
うまく 言えないんだろう
(Dreams Come True「LOVE LOVE LOVE」)


梔子の花の甘い香りは、言葉にできない強い想い。
想いを伝えたいあまりに放つ切り札。

言葉にしても全てを伝えきれない。
どうしたらこの気持ちがわかってもらえるんだろう。


心には下行く水のわきかへり 言はで思ふぞ言ふにまされる
(「古今六帖」巻5)

2002年06月15日

ススメ、ススメ。

また考えても仕方がないことでずるずる泥沼にはまってしまった。
これが私のイケナイところ。
人の気持ちなんて、顔も見ないでただ一人考え込んでもわかるはずがない。

友達がみんな力づけてくれる。
ありがとう。
たとえ結果としてよくなくても、それはそれ。
前に進むことを恐れることなかれ。
こんなにも理解してくれる人たちがいるのだから。

2002年06月14日

もやもや

約束の日が先になったことで、すごくいろいろなことを考える。
その思いが夢にも反映されたのか、イヤな夢を見た。
朝から気分が重い。

こんなにも人の心の中を知りたいと思ったことはないかもしれない。
この場合こうするべきだろうか、とか、こんなこと言うべきじゃないだろうか、とか、相手の気持ちがわからないから戸惑う。
考えない方がいいのはわかってるんだけど。

どっちつかずな状態というのは、本当にきつい。
他のことを考えようと思うけど、それも難しい。

タイミング悪かったな。
それはいつものことか。

2002年06月12日

待機時間延長

意外と早く返事をくれていた。
が、結果として来週まで延期。
待たされるのは精神衛生上よろしくない。
ため息。

2002年06月11日

先制攻撃と待機時間

今週は仕掛けると決めた以上、動かなければ。
そう思うものの、チャンスはやはりなかなかやってこない。

まずは時間を作ってもらわなくてはならない。
そこで私は考えた。

第1案 ばったり会う作戦
第2案 メール攻撃

第1案はほとんど棚ぼた狙いでうまくいくはずもなく、第2案の強行突破策に出ることにした。
しかし。私にしては頑張っているとは言え、これもちょっとやや消極的秘策ではある。(強行突破というにはちと問題あり)

相手の返事待ちは、まさに生殺し状態である。

2002年06月09日

Get the chance

ワールドカップなんか見てても思うのが、チャンスをものにしなければ、意味がないってこと。

ただチャンスを見つけるだけじゃダメなんだ。
それを生かさなくては。
結果につなげなければ。

サッカーの試合に例えて言えば、どんなにシュートを打つチャンスがあっても、実際の得点につながらなければ、何の意味もない。得点がなかった、という事実の前には「惜しかった」なんて言葉は気休めにすらならない。
そこにあるのは勝つか負けるかだけ。

今、自分の前にものすごいチャンスが見えてる。
みすみすこれを逃したら、私はきっと後悔する。
今度ばかりは絶対にダメ。

日本戦に何か賭けてたわけじゃないんだけど、すごく刺激を受けちゃったかな。
シナリオはいくらでも頭に浮かぶけど、そんなの何の足しにもなんない。
どうせ気の利いた小技が使える技量はないんだから、直球勝負しかないでしょ。

2002年06月07日

闘魂注入!

どうも、彼も私と同じタイプらしい。
そんな気がとってもする。

たぶん私たちは、お互いにお互いを気にしながら、うまく話もできないで、タイミングばかり待っている。
しかも、非常に恋愛感情を相手に見せることがヘタクソで、どうしたらわかってもらえるか、相手の気持ちはどうなのか、と頭を悩ませている。
それで、相手にはその気があるように見えない、とあきらめかけている。

そうでしょう?
なんかわかっちゃった。
二人して、奥手で、意気地なし。
私が腹をくくって一歩踏み出さない限り、何事もなく過ぎていってしまう。
そんな、私たち。

気合だな。気合。
来週こそはがんばろ。
うりゃっ。


2002年06月03日

青信号

なんだか彼の笑顔がやわらかくなった気がする。
いつもよりたくさん言葉を交わしたし。
今、私たちの間にある空気は、割とイイ感じ。
別れ際の笑顔だけで今夜はいい夢が見られそうな。

自分の勘をどこまで信じていいんだろう。
私の勘では、感触は悪くない。
かなりイケル可能性大。
何の保証もないけれど。

青信号が見えたら、ダッシュでススメ!だ。

2002年06月01日

友人の失恋に思うこと

このところただ好きでいることに疑問を持って考え込んでしまっていたのは、友人が失恋したことがきっかけだった。
一緒に片想いをはじめた仲間だったから、私も戸惑ってしまった。
こんな時何もできないのが申し訳なかった。
だけど、こういう時は、当事者が、ロッククライミングみたいに、自分の力で這い上がっていくしかない。
周りにできることは、ただ話を聞いてあげることと、自分の意見を述べることだけなのだ。

友人の失恋がまた衝撃的だったのは、相手があまりにも人道にはずれたひどいやり方で友人を切り捨てたからだった。
確かに、想いが盛り上がっていた時の話からも、相手の性格に問題があることはわかっていた。(もちろん友人自身も)
それでもあおってしまったこっちにも責任があるような気がして、申し訳ないのだけど。
友人は私と正反対でガンガン押していってしまうタイプなので、同じスタートラインだったのに展開が早く、こっちが何も進展がないとぼやいている間に、あっという間に終結を迎えてしまった。

でも、もし私がこの先やっぱり失恋するとしても、彼は友人の相手のようにひどいことはしないだろう。
これだけは確信がある。
自分に人を見る目があると言いきることはできないけれど、私は人の気持ちがわからない人を好きになったことはない。

だから尚更、友人のうけた傷の深さは計り知れず、そのつらさは途方もない。
とにかく仕事は休むな、働け、というのが私と別の友人の一致した発言だったけれど、果たして私だったら、友人のように社会復帰できただろうか。
以前の失恋の時は、つらいながらも学校に行ってなんとか日常生活を送ったけど、今その力があるかと考えると、まったく自信はない。

2002年05月31日

アクセル全開

もっと目をまっすぐ見られるように、勇気をください。
もっとたくさん話ができるように、チャンスを生かせる力をもとう。

少しだけ冷静に自分の心を見つめて、やっぱり好きだとわかったから。


たぶん今までは直感みたいな部分で好きになってた。
それは決してはずれてはいないんだけど、根拠は何もなくて。
もしかしたら踏み出せずにいたのはそういうことだったのかも。
「彼のコトなんか何も知らないくせに」と自分の勘を疑問に思う気持ちが、ブレーキを踏んで。

今はわかる。
彼は私とたぶんとてもよく似ている。
一つのものを見た時の感覚。考え方。
要領の悪さ。
本心がわかりにくいトコロ。

もしも、なんて言い出すとキリがない。
だけどもしも彼が私を好きになってくれたとしても、彼は自分から言う人ではないということは、わかった。
私もそういうのは不得手だけど。

本当はたくさんチャンスをもらっていたのに、私はそれに気付けなかった。
まだ確信ではなくて、確率で言うと60%くらいなんだけど、たぶん。
最初は他の人が言うことを信じてなかったけど、今はやっぱりそうかもと思う。
周りの人が見てそう思うということは、まったく可能性がないわけではないのだ。

だったら結果としてダメだとしても、後悔することはないと思う。
私の場合は全身でぶつからないと気付かれない、と友人は言う。
そうだね。もっと目で、態度で、言葉で、アピールしてみるよ。

2002年05月25日

天使の梯子

雲の隙間から漏れる日の光を指差したあなたを、やっぱり好きだと思った。

天使の梯子。
私にとっては、特別な意味のある現象。

「あれが見える時ってイイコトがあるんだ」
と私は一緒にいた女の子に言った。

今日のイイコトは彼と一緒にいることだ、とは言わなかったけれど。

2002年05月04日

どんなに小さなコトでも

バンザイ!
反応が返ってきた!!

たぶん他の人が聞いたら、なんだそれくらい、って笑われると思うけど、私にとってはとってもハッピー。
ものすごい1歩。絶対。
幸せー♪

欲を言えば、もうちょっと踏みこんできてほしかったけど、それはやっぱり欲張りってもんだよね。
おし。がんばるぞ。

これだけでウキウキな私って、なんて単純……。

2002年05月03日

COOL & DRY or HOT & WET

片想い仲間の友人と遅くまで長電話。

友人に言わせると、私は「クールでドライ」なのだそうだ。
うーん、そうか。
私は好きな彼のことを「わかりにくい人」だと思うんだけど、友人の意見では、彼も私のことを「わかりにくい」と思っているはずだとか。
確かにそうかもしれない。

たぶん「クールでドライ」に見えるのは、ある意味あきらめが早いのと、内面をうまく表に出せない性質のせいだと思う。
もっと「ホットでウェット」な恋愛をできるように目指そう。

私としては割と仕掛けたつもりだったけど、友人には「甘い」と言われてしまった。
もっとがんがんいっていいみたい……。
私が全身でぶつかったところで、「ん? 何?」ってなもんらしい。
そうか。加減する必要ナシなのね。

2002年05月02日

誘いを断る時

・3回食事に誘って3回とも断られたら、その気がないと思ってください。
・デートのつもりだったのに友達を連れて来られたら、二人きりになりたくないってことです。
・「いつなら空いてるの?」という問いに「うーん、わかんないなー」とつれない返事が返ってきたら、はっきり言って次誘っても断られるということです。

以上、女性より男性へ。

学生の頃、英語のリスニング問題でこんなやりとり、あった……。
月曜から土曜までデートの誘いを女の子が断るという会話。
変なテストだった。吹き出しそうになったよ。

私も好きな人にこんな風に思われてたらと思うと、とても心苦しいのです。
ごめんなさい。オトモダチでいてください。(常套文句)

私は好きな人が相手だったら、どんな約束も断り、体調不良もものともせず、最優先で駆けつける女なの。
言い訳するってことは、そういうことなのです。
……ホント、そろそろ気付いてね。

なんでこううまくいかないの?

期待と落胆

片想いのつらいところは、何の確証もないところ。
すべては推測や勝手な希望でしかなくて、「絶対に大丈夫」という確信が得られない。

昨日は、思いっきり横やりが入ったし。
(あのタイミングで邪魔が入るとは。ちっ)
今日は、あんまりパッとしないし。

なんだかうまくいかないので、ちょっとご立腹なのだ。
やけ食い。

消極的手段ながら釣り糸は垂らしておいたんだけど、まるで反応ナシ。
どうでもいい相手からの連絡はいいタイミングで来るんだけどなあ。(すごく、失礼。気のない反応ですまん)

あの餌にかかってこないってことは、やっぱりその気はナシなのか?
それともただの鈍感?
またはまだ餌に気付いてもない?(←かなりあり得る)

今日は泣き寝入り。

でも、ここで焦って変な行動を起こしたら危険だからね。と自分に言い聞かす。

2002年04月29日

ヒント

どんな人が好きなのか、という話題が出た時、彼は「嘘をつかない人」と答えた。

一体、彼はどんな恋をしてきたんだろう。
どんな人を好きになって、どんな風に別れたんだろう。
終わった恋の傷の深さは今どれくらいなんだろう。

まだまだ知らないことがたくさんあって、彼の言葉や態度の一つ一つが持つ意味やつながりを何度も思い返す。

信号の向こうから私を見つけた時、彼に教えられたことを成功させた時、ココロのシャッターでとらえた表情を何度も思い浮かべて、その中から本心を探す。

2002年04月27日

もったいない

私のケータイについている占いは、意外と、当たる。
ちょっと体調が悪い時健康運の星が2ツしかなかったり、仕事がうまくいった日に仕事運が星5ツだったり。(5ツ星が満天)

やっぱ気になるのは恋愛運。
星2ツでめちゃいいことがあると、3ツついてる日は、思わず妙な期待をしてしまう。

今日は、仕事運と恋愛運が5ツ星。
休みだっちゅうの。
もったいない。
次のチャンスに振りかえられないかなあ。

忍ぶ恋

玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの弱りもぞする


急いではイケナイ。
焦ってもイケナイ。
だけど、態度に出さなければ意味がナイ。
その加減が難しいトコロ。

ちょっと勘が鈍ったかな。
最近の私はちょっとヘタクソ。
前の方が恋愛上手だったかもなぁ。
何もたもたしてるんだろ。


ドキドキドキしても とまどいも あるけど
目を閉じて リラックスして 風のように
急ぐこともなくって 止まらず そのままで
息を吸って 前を向いて 歩き出すから

ドキドキドキしても ためらいも あるけど
こんなにも 感じるもの 沢山あるから
焦ることもなくって 自然に そのままで
立ち止まって 私をみて 微笑んでみて
(DOUBLE“For me”)

---------------------------------------
男の人にちょっときいてみたい。

まったく恋愛感情とかけ離れた女性を食事に誘えますか?
食事に誘う、ということは、1ポイントくらい、可能性はあるのでしょうか。
(女友達除く)
難しい。
不可解だよ、ホントに、もう。
心理学的に性欲と食欲って直結してるって言うけど、そのケースに当てはまるのか、非常に微妙。
私って割と人の心とか見えちゃう方なんだけどなあ。
まったくココロの読めない人。かなりガード固いのかな。

私ならいつでもOKよぅ。
(最近の私って、ラブコメギャグマンガの主人公みたいで自分でも結構笑える)

2002年04月26日

シナリオとアドリブ

頭の中にはしっかりしたシナリオがあるんだけど、主演女優が思う通りに動いてくれない。
ミスキャストもいいとこ。
アドリブしたって構わないんだけど、それがちっともうまいアドリブじゃないんだよね。
カット、カット!!
大根役者め。

今のナシ、ってテレビドラマみたいに編集できたらいいのにね。
これは生放送よりキビシイ現実。
自己嫌悪の嵐だ。

チャンスをみすみす逃すなんて。
あんな台詞しか出てこないなんて。

2002年04月25日

箱の中

今は、二人して箱の中に手を突っ込んで、当たりクジを探してる感じ。
もしかしたら、引き当てるのは空クジかもしれないし、思いもかけないものが当たるかも。
でも、もしかしたら、お互いの指を見つけてしまうかもしれない。
そうだったら、とってもうれしい。

2002年04月24日

案ずるより……

「迷惑だったらどうしよう」とか「やっぱりダメかな」とかついつい考えてしまうんだけど、言葉に出してみたら気にしていたのがバカみたいに簡単だったりする。
取り越し苦労が多すぎる。
人の反応で一喜一憂してしまうのって単純だけど、それもまた私らしくっていいのかな。

2002年04月19日

追い風

今、私にはいい風が吹いてるって感じがする。
このままうまくいくといいなー。
うまくいくってひたすら信じておこう。
信じる者は救われるって言うし。

2002年04月18日

新発見の楽しみ

暑いのと寒いのと、どっちがいいかというと、寒い方がいいんだそうだ。
暑いのは苦手で、旅行も寒いところの方がいいんだって。
何もない雪原。薄曇の空。聞こえるのは風の音。
そんな情景が頭に浮かんだ。

遊園地みたいなところに行くと、割とはりきる方らしい。


いろいろと意外なところが見えてくると、おもしろい。
これからちょっとずつでも拾っていこう。

2002年04月17日

「好き」の定義

キャラクター的に好き、っていうのは、男の人の辞書にはないらしい。
英語で言えば、LikeとLoveの違い。

誰が好きかって聞くから、誰と誰、と答えたら、どうも私は「ゲテモノ好き」で「デブ専」という位置付けをされたらしい。
恋愛感情を持っているとは一言も言ってないんだけど!
キャラとしておもしろいと思ってるだけなんだけど、そういうのって男の人には通じないんだと後でおねえさんに教えられました。

ああー。
だって目の前にいるのに言えないよー。

友人、恋人、結婚、の3択を3人の間で求められるのも、ありがちだけど、難しい。
本気で考えちゃったよ。
どう答えればうまい答えなのか。

こういうのうまく冗談にできない自分って、どうかと思う……。

2002年04月16日

霧の晴れ間

実は既に自分の中で答えが決まっていたんではないかということに気付いた。
やっぱり、過去は過去。
私はもう歩き出している。
ある意味、スッキリしたのかな、これで。

上か下か。
階段を上るか降りるか迷った時に、たまたま上ったら、ばったり会ってしまった。
一言二言、言葉を交わす。なんでもない言葉を。
たったそれだけのこと。
でも、それでもやもやがすっと引いた。
もう私は違う恋に向かっていけるのだ。

振り返るのはやめにして、前を向いていこう。
成功率とか周りのこととかそういうことを考えるのはまた今度。
今は思うまま、感じるままに。

2002年04月14日

後悔しないために

頭で考えすぎる、と言われた。
ダメだったらどうしよう、とか、きっとこうに違いない、とか、余計なことを考えすぎるのだ、と。

確かにそう。
だけど、20代前半までは心のままに突き進んで問題が起きても構わなかったけど、今はなかなかそうはいかない。
失敗してもその時はその時、って思えるだけの勇気がないだけなんだろうか。

疑問に思うのなら直接聞いて確かめてみればいい。
待っているだけじゃなく、自分からチャンスを作ればいい。

言われてみれば、確かに私は受身で他力本願だ。
もっともっと思うことを伝えていかなければ。
損するだけの人生なんて、つまらない。

ミステリー

ある人の言葉が、私のココロの中で池に小石を投げたみたいに波紋を広げて、どうしても確かめずにいられない気持ちになった。
思い立ったら吉日、というか、こういう時の自分の実行力は不可思議だ。
でも、結局決定打を打てないところが情けない。
臆病者め。


答えを出してスッキリするつもりが、かえって謎を深めてしまった。

やっぱり私の予想通りだったということか。
だとしたら、スゴイ。本当に。
私の見る目も悪くないかもしれない。

意外に自分に執着心があるというか、純愛路線(?)だったことも驚きだけれど。
やばい。深みにはまるかも。

私の予想がまったく外れていたら、その時はまたちょっと泣いて復活するだけ。それしかない。
なんてバカなんだろう。
でも、1%でも可能性があったら負けるとわかっていても賭けてみないと気が済まないのが自分だとわかっているから、仕方ない。

2002年04月13日

敗者復活の可能性

「ベスト・フレンズ・ウェディング」という映画がある。
ジュリア・ロバーツ演じる主人公が、元彼氏で今は親友の男性の、「お互い30才(?)まで独身だったら結婚しよう」という言葉を忘れずにいたら、なんと彼が結婚してしまうことになって……という話。
今調べたら「コメディ/ロマンス」という分類になってたけど、私はあれはコメディというには悲しすぎると思う。
好きか嫌いかは別にして、ココロにひっかかる映画だ。

一度終わった恋が復活する可能性って、一体どれくらいあるんだろう。
以前私は「終わった恋が再燃する可能性は限りなく0%に近い」と書いた。
でも、果たして本当にそうなんだろうか。

もしも1%でも可能性があるのならそれを信じてみたい時もあるし、無理だと思うこともある。
あの映画は主人公があまりにもみっともなくて、みじめで、見るのがつらいけど、あそこまでやってようやくふっきれるんだと思うと、やってみたいような?
あそこまでなりふり構わずやれるんなら、もっと前にやればうまくいったかもしれないのに、と思いつつ、自分も恋愛下手なので人のことは言えない。


注:書いてから思ったけど、これは「失恋のその後」とは何の関係もありません(笑)復活も何も、元から完敗だったので。

2002年04月12日

失恋のその後

過去に好きだった人が結婚したという話を人づてに聞いた。
その人を好きになったことで私の本当の恋愛人生がスタートしたと言ってもいいくらいの影響を受けた人なので、なんだか不思議な気分だった。

彼への想いは片想いで終わってしまったけど、気持ちは伝えたし、相手も誠意をもって答えてくれて、その後もいい関係をキープできたので、恋としてはハッピーエンドと言ってもいい。
しかもその時彼が他に好きだった、その人と結婚したらしいことを知って、私としては、よかったなあとココロから思う。

失恋した時はつらい思いをしたけど、今はいい恋をしたと思う。

2002年04月11日

身近な恋

私の場合、自分の身近にいる人を好きになることが多い。
アタリマエじゃないかって?
まあ、そうも言えるか。
例えば、学校で、クラスや学年が違って時々すれ違うだけで話もあまりしない人を好きになるということはなくて、同じクラスや同じ部活動で時間を共有することが多い人を好きになる、ということ。

そう、同じ時間の共有。
これがポイントなのかもしれない。

話をしたり、その人がすることを見たり聞いたりする中で、徐々に彼に対して持っている印象や感想が恋愛感情にシフトしていくのが、私の恋愛。
いわゆる、一目惚れ、というものを経験したことはない。
もちろんパッと見でカッコイイとか好きなタイプだとか思うことはあるけど、果たしてそれが恋愛感情かというとそうではない。
どんなにカッコよくても中身に納得しなければ恋愛対象にはならず、「カッコイイから許す」ということはできそうもない。

2002年04月06日

加速力

私の気持ちの加速力ってすごいなあ、と我ながらアキレル。
ターボエンジン作動!って感じ。
だから冷める時も引き潮みたいにさーっと引いちゃうんだろうけど。
でも、こういう時の自分が好きだ。
だって、まだ結果も見えないから、ただ楽しい。
エネルギーがいっぱい蓄電される。
いろんなことに一生懸命になれる。
想像力や創作意欲や好奇心や仕事への興味、いろんなことにチカラが沸いてきて、しかもそれを全てイイ方向に向けられる。
頑張っていこ。

2002年03月28日

奇跡

奇跡ってあるんだな、と思う。
ココロの中で願ったことがまるきりはずれて残念がっているところで、実はそうではなく本当に願った通りになった時。
でも私の場合。
いつも狙いが当たってしまうとそれが運命みたいに思えてしまって、ただの偶然が重なっただけなのにそれを頼みの綱にしてしまう。
ご用心。
これは奇跡ではなく、ただの偶然なのだと思うこと。

2002年03月20日

片想い

友達の片想いの話を聞くと、なんだかとても切ない話が多い。
例えば、彼女はものすごく彼が好きでいつも想っているのに、彼の方は全くそれに気付かずどこまでも友達扱いで、他の女の子とばかりしゃべっている。やっぱり彼は自分に振り向くことはないんじゃないだろうか……とか。
彼女たちは、すっごく好きだけどあきらめるべきだろうか、とか、彼女もいるし見てるだけでいい、とか、常に迷い、頭を悩ませ、苦しんでいる。

私の片想いは、そこまでつきつめて考えるところまでいかないから楽しいんだろう、と思う。
ちょっとした趣味、「片想いごっこ」というよう程度のものだ。
好きは好きなんだけど、どっちかというと、俳優やアーティストのファンに近い感覚。
恋愛のいいとこどりだ。
偶然すれ違うことや、同じ電車に乗ることや、おしゃべりをすることを、喜ぶ。
会えない時は、がっかりする。
そういうのを楽しむ。
だから下手すると何人も同時に好きだったりすることもある。
(もちろん誰かと付き合っている時はそんなことはしないけど。)
時々そうやって人を好きでいることを楽しんでいないと、メイクをしててもつまらない。

こういうのは本当の恋ではないので、友人たちの切ない片想いが逆にうらやましくもあるけれど。

2002年03月09日

恋の話。(採録)

「最近人恋しくてしょうがないんだよねー。恋がしたい」
「ああー」
「恋してるー?」
「してない、かな?」
「……なんかしてるっぽい」
「してないしてない。っていうかー、会社に若い男いっぱいいると思ったらさー、みんな既婚者だったんだよね。いい人もいるのにねー。鑑賞用って感じ?」
「そっかー」
「しかもさー、みんな社内恋愛(で結婚)らしいんだよねー。今更参入できないよね」
「まじで?」
「そういえばさ、この前おもしろいことがあってさ。月に一度仕事でメールをやりとりする関連会社の人がいるんだけど、こないだメールを送る前に部署名を確認してからにしようと思ったら、その部署が名簿にないわけ。先月返事がなかったから、もしかして異動とか退職したのかと思ってよく考えたら、ウチの会社に部署ごと引っ越すって話があってさ。で、メールに、もしかしてこっちに移ってきてますか?、って付け加えて送ったら、『後ろにいるおっきいのが僕です』って。なんと真後ろの席にいたんだよねー。すごくない?」
「笑えるー。その人はどうなの? イケてる?」
「顔はまあ普通? でも私、顔は適度であればいいからさ。それよりホントおっきくて、挨拶しに行ってびっくりしたんだけど、まさか初対面で『2Mありますか?』とか聞けないじゃん。でも背が高いだけでハードル一つ越えたっていうかシード権ありって感じなんだよね」
「ふーん」
「でもまあ、またそれも鑑賞用か。あんまり関わりの無い部署だからさ。けど、そういう楽しみがあると会社行くの楽しいでしょ?」

「年上と年下とどっちが合うと思う?」
「えー。年上よさそうだよねー。でもどうかなあ」
「なんかみんなに年下がいいんじゃんって言われるんだけど、そうかなあ?」
「ああー。そうかもねー。それもある」
「確かに自分でもなんかかわいがる感じがいいんだよね。よしよしってしてあげるみたいな」
「最近私、許容範囲広くなったっていうかさ、前はすごく年上がよくて、少なくとも同い年が最低ラインだったワケ。でも今は別に年下も悪くないかなって思うんだよね」
「ああ、それはあるねー。きっとそれは大人になったってことだよ」
「そうかなー」
「なんか、こう、余裕が出てきたっていうかさ」
「そうかもねー。現実を見るようになったっていうのもあるけどね。我に返ったっていうか、選んでる場合じゃないし」
「確かに」

「前の彼氏はどこがよかったわけ?」
「どこって言われてもなー」
「今だから言うけど、実は結構あの人疑問だったんだよねー」
「ああー。まあね。一緒に働いてるとよく見えるじゃん。私より長く働いてるしさ、いろいろ知ってるの当然なんだけど、こっちにとってはそれがスゴイわけ。だから向こうが会社辞めたらどこがいいんだかわかんなくなってたちまち冷めちゃった」
「あはは」

「けどさー、あんまりすっごいべたべたに惚れるってことないでしょ?」
「えー、そう?」
「目がハートマークになってんの見たことないよ」
「あはは。まあ、見た目にはわかんないかもしれないけどさ」

2002年03月08日

赤い糸の話

運命の人というのは本当にこの世に存在するのだという。
でもたとえそうであっても、出会った時に「この人だ!」とわからずに見逃してしまうかもしれない。
だから運命の人の特徴を知っておく必要がある。
その見分け方というのを教えてもらった。
自分が好きだと思うタイプとか条件をたくさん書き出して見る。
100コくらい。
そうすると、理想の人=運命の人の目印がわかるんだそうだ。

100コも条件を挙げるというのは大変難しいことではないだろうか。
私が惹かれるポイントを考えてみる。

1.声が低い
(既に取り上げているので今更なんということはないが、低くて鼓膜が震動するようなのがいいらしい)
2.目
(上手く言えないけど、目を見ればその人の生気がわかるというか、ようするに魚を買うのと同じ)
3.背が高い
(これはまったく謎。でも背が高いだけで第一関門突破するのは事実)
4.知識や技術
(私の知らないことを知っているとか、私にできないことができる人に弱い)
5.手が大きくてきれい
(私の手が小さいので普通の人は大抵クリア)
6.趣味
(「趣味:パチンコ」っていうのはダメ。ともかく仕事以外に何か自分の世界をもっていること。でも熱帯魚とか昆虫とか、コレクション系は違う)
7.仕事
(銀行員とか公務員とか職業の限定はしないけど、まあ普通に自分の食べる分くらい稼いでいること。仕事ができる人には惚れ惚れする)
8.向上心
(そんなにガツガツしなくていいからある程度向上心があること。こういうのが無い人は目が死んでるので2に共通する)
9.思いやり
(ホントはこれが一番大事なはず。優しいというよりは、人の気持ちがわかる、という方がいい)

――このくらいかな? やっぱり100は難しい。

これって、本当に目印になるんだろうか?
この条件を全て満たす人に出会える可能性って、どのくらい?

2002年02月24日

男性に好まれる女のタイプ(2)

女が理想とする女のタイプと、男が好きな女のタイプというのが違うということに気付いたのは、中学の時。
その頃同級生の男の子たちに人気があったのは、浅香唯(3代目「スケバン刑事」ね。)だった。(うーん。恥ずかしいくらい古い話だ)
浅香唯の下敷きを持っている男の子はクラスに必ず5人はいたし、隠れファンも含めれば男子の過半数は支持派だったのではないかと思う。
でも女の子で彼女が好きだという人はいなかった。
どっちかというとブーイングもので、なぜ彼らが浅香唯が好きなのかわからない、と女の子たちは思っていた。

最近ならフェロモン系の女優さんなんかがそれにあたる。
同性である女性が彼女たちを気に入らない理由は、媚びを売りにしているのが姑息だと感じるからかもしれない。
そこにあるのは軽い嫉妬の気持ち。
逆に同性に人気の女優さん、たとえば最近では米倉涼子とか江角マキコは、男性には良さがわからないようだ。
彼女たちの売りは女らしさよりも知性とかカッコよさだから、男性のココロに訴えるものが欠けるのだと思う。
でも、多くの女性が憧れ、目指すのは、どっちかというとこっちのタイプ。
とすると、ほとんどの女の人は男性の好きなタイプとどんどんかけ離れていってしまうということか。
フェロモン系とかかわいい系って、実は特権階級なのかもしれない。

2002年02月23日

男性に好まれる女のタイプ(1)

男の好みってよくわからないなあと思う。

イトコのAくんの話。
Aくんは1つ下で私にとっては弟のような存在だが、最近付き合っていた彼女と結婚した。
彼の話から察するに、彼女は相当嫉妬深く、気が強い人のようだった。
Aくんは優しい男の子なので、よほど彼女にべたボレで、何でも彼女の好きなようにしてあげているのだろう。
海外挙式のことも、引越しのことも、何もかもAくんが一人で手配したようだった。
別に彼がワンマンなわけではなく、彼女がまかせっきりだからである。
仕事もめちゃめちゃ忙しいのに一人でばたばたして大変そうなので、「彼女がやればいいじゃん?」と私が言うと「そうなんだよねー」と彼は苦笑するが、だからって彼女にやらせようとはしていないようだった。

最近久しぶりに会って話をしたら、なんと彼女が実家に帰ってしまっているという。実に入籍後1ヵ月の間に。
1時間の通勤時間と慣れない生活でダウンした彼女を見かねた彼女の母親が「しばらく返してくれ」と言ったそうである。
叔母の話によると、両家で会食をした時にその母親は「Aくんは思いやりがなさすぎる」と発言したらしい。
姑である叔母もびっくりの母親である。
30分の通勤が1時間に変わったからって、1ヵ月で音を上げるとはスタミナが足りないのではないかと思ってしまうのだけど、それはAくんに肩入れしているせい?
その仕事も3月いっぱいで辞めて専業主婦になるのだという。
Aくんは社会に出て3年目。
そこまでの経済力があるとはとても思えないんだけど。
それに、嫉妬深い奥さんが待ち構えてるところに帰るのって夫としても息詰まらないかな?
まあ、若者よ。ガンバレ。

逆に私みたいに何でも自分でやろうとしてしまう女というのは男性にとってつまらないのかなあ。
でもだからって今更「えー、わかんなーい。やってー」ってキャラはできないし。

2002年02月21日

そういう運命

「婚外恋愛」というドラマをついつい見てしまっている。
“見てしまっている”というのは変な言い方だが、展開がまずい方にまずい方に進んでいくので食事時に見ると胸がつまる思いで本当はイヤなのだけど、どうしても気になってチャンネルを合わせてしまうのだ。

主人公(永作博美)が自分の本当の気持ちを伝えられないうちに、誰にでもやさしい夫は自分に思いを寄せる女性(釈由美子)の方へ向いていってしまう。
余裕を見せてやせ我慢する女より、堂々と全身で思いをぶつけられる女の方が強い。
どっちかというと私は主人公と同じやせ我慢型なので、イライラしながらもわかりすぎるほど彼女の気持ちが理解できてつらい。
今伝えなきゃ、いつ伝えるんだろう。
そう思う。

釈由美子が嫌いになりそうなくらい、彼女の演じる役は私が苦手なタイプの女だ。
いるんだよね、こういう悪気無く人を傷つける人。
本人は遠慮しているつもりで、実はかなりずうずうしい。
もちろん彼女の事情も気持ちもわかるんだけどあの手のタイプは同性を敵に回す。
欲しいものを手に入れるのはこういう人。
私がそんな彼女のような人をイヤだなあと思う気持ちは、実は嫉妬なのだ。
あんなふうになれなければ幸せにはなれないのかもしれない。

主人公と夫のすれ違いをみていて、一度狂った歯車が再び噛み合うことの難しさと、巡り合せの悪さを思う。
思わぬところでばったり好きな人と逢うことを運命と感じることがある。
それと逆に、どうやっても悪い方悪い方へ向かってすれ違うばかりなのもまた運命なのかもしれない。

2002年02月20日

命に関わる失恋

山本文緒さんの「かなえられない恋のために」(幻冬舎文庫)の中に“やばい失恋”という項があった。
『ただ「やぱい失恋」というのが世の中にはあると思う。それがきっかけで、命のバイオリズムみたいなものが、ぐーっと下がってしまうケースだ。大袈裟だとお思いになる方もいるだろうけど、失恋をなめてはいけない。風邪を軽くみてはいけないのと同じで、失恋はこじらすと致命的なものになる』
どきっとした。
ああ、やっぱりあの時死にかけたんだなと思う。
そして、ああいう状態にはまるのは自分だけではないのだと思うと、ちょっとほっとした。
ここ何年かそういうこととは無縁だし、ある程度私も慎重になったし、そこまでまともにはまるようなことはない気がする。
もし今度そういう失恋をしたら、ここまで這いあがってこれる自信(体力?)がない。
だからって消極的になっちゃうのはつまらないし、結局同じコトを繰り返すしかないんだろう。
もうすぐ復活祭だし、私も何度も死んで蘇るとするか。

2002年02月19日

傷跡

テレビで失恋の傷を催眠療法で治すというのをやっていた。
ココロに残した思いを表に出せない。
思いきり泣けない。
泣けないからいつまでも思いがしこりになってココロに居座り続ける。
そういうのを催眠術の手を借りて解消する。
逆の言い方をすれば、催眠術という手段がなければ傷を抱えたままだったということだ。

私は幸い自分の力で泣いて再生することができたけれど、もしかしたらあの治療法を受けたら、土をかけて埋めたつもりの涙の泉を掘り当てることがあるかもしれない。
見ないフリをしてることがいっぱいあるからある意味こわいけど、実際に治療を受けてスッキリしたという女性の顔を見たら、やってみたい気がした。

2002年01月25日

男の人を好きになる時に、私は声から好きになる気がする。
本能で好きな音域があるのか、その声に込められた音の波に何か秘密があるのか、それはわからないけど、とにかく声がポイント。
顔や性格や考え方や、一般的なポイントを見るのはその後の話。

いつも近くにいるのにそれまで何とも思わなかった人の声をある時ふといい響きだなと感じるようになったら、それは恋のはじまりと言ってもいい。
とりあえず声に惚れてしまったら、顔や性格に多少問題があっても「声がいいからま、いいか」と許せてしまう。
逆に他の条件がどんなにいい人でも、声が好きになれないと決して恋愛対象とはならない。
とにもかくにも声という条件をクリアできなければ何もはじまらないのだ。

私が好きなタイプの声はどちらかというと低い音域の、余韻がある声。
こればかりは感覚の問題なのでそれ以上語ることはできないけど、あえて言うなら竹野内豊とか福山雅治の声(話し声)は好きな系統。「ジェットストリーム」の城達也も好きだった。
ラジオのDJとかナレーションとか、声を生業にする人たちの中にはやっぱり好きな人が多い。

逆に声の高い人には、不思議と苦手な人が多い。
必ずそうというわけではないけど、今のところ、声の高い人で恋愛感情まで至った経験はない。

2002年01月21日

痛みを伴う女のプライド

最近小説らしい小説も読んでなかった。
久しぶりに本屋でラブストーリーを手に取った。
ストーリー自体は荒唐無稽だけれど、あまりにも自分に似て不器用な主人公に胸が痛む。
こんなに感情移入して本を読んだのは本当に久しぶりだ。

一度痛手を負うと、次に同じ痛みを受けることが怖くて、どうしても臆病になる。
臆病になるが故に時には恋をすることを拒絶してしまうことも。
自分を傷つけた男への復讐、という考え方は、女の意地とプライド、そして自己防衛手段である。
そういう風に考えないと、二度と立ち上がれないからだ。
だけどそう考えているうちは、やっぱり傷が完治していないのだろう。
そんなことを考えていた頃の自分を考えると今もチクリと胸が痛い。
つらいのに頑張ったね、とあの頃の自分を抱きしめてやりたいような気分だ。
けれどきっと、次にまた失恋をする時には同じ思いを繰り返すのだろう。

2002年01月15日

男の甲斐性

友人(男性)たちの話を聞くと、やはり男は経済力があるのがいい、と思っているらしい。
確かに男性が「結婚するにはこの年収じゃちょっと……」とか「もうちょっと稼げるようにならないとね」と言うのを時々耳にする。
まあ、世の中お金が無ければやっていけないから、それも間違いではないんだけれど、私からすればそれはあまり重要でない気がする。
さすがに「愛さえあれば」なんてことは言わないし、専業主婦を養っていけるだけの経済力がある人なんか今時いるなんて思わない。
経済面で私が考えるのは、たとえ会社が倒産したり、不本意にもリストラされてしまったとしても、その時自分の手でなんとかしていこうとできる人がいいなあと思う。

男の甲斐性

友人(男性)たちの話を聞くと、やはり男は経済力があるのがいい、と思っているらしい。
確かに男性が「結婚するにはこの年収じゃちょっと……」とか「もうちょっと稼げるようにならないとね」と言うのを時々耳にする。
まあ、世の中お金が無ければやっていけないから、それも間違いではないんだけれど、私からすればそれはあまり重要でない気がする。
さすがに「愛さえあれば」なんてことは言わないし、専業主婦を養っていけるだけの経済力がある人なんか今時いるなんて思わない。
経済面で私が考えるのは、たとえ会社が倒産したり、不本意にもリストラされてしまったとしても、その時自分の手でなんとかしていこうとできる人がいいなあと思う。

2001年12月22日

ハーフムーン

冷たい夜空を見上げたら、月が半分、光ってた。
風が頬に刺さる。
マフラーを巻き直す。
唯一外に出ている手先が寒い。
ポケットに手を突っ込む。
どんなに寒くても、楽しいことは待てる。
楽しい気分のまま凍りついてしまってもいいと思えるくらい。

今の気分としては満月よりもこの月がぴったりだ。
いつか今年のことを思い出す時、きっとあの月が脳裏に浮かぶだろう。

2001年12月14日

方向音痴

恋する気持ちというのは、想う相手のとらえ方によって結果に天と地の差が出る。
これはうまい言い方じゃないけど、つまりこういうこと。

AさんがBくんを好きだとして、BくんがAさんに好意をもっていたり、好意までには至っていなくても友情程度はある、という場合は、少なくともその想いはBくんにとって迷惑なものではない。
もちろんBくんもAさんのことが好きで想いが通じるのが一番だけど、片想いに終わってしまったとしても、こういう恋は結果として幸せだ。

BくんがAさんに対してなんの感情も抱けない場合、例えばBくんにとってAさんがまったくの他人だったり、知人だとしても嫌いな人だった場合。
Aさんの想いがまったく一方通行で、Bくんにとって迷惑でしかないとしたら。
これは不幸なことだ。
世に言うストーカーなどはこの手で、好きな人にしてもらうならうれしいことも、そうじゃない人にされると「気持ち悪い」とか「気味悪い」ということになってしまう。

難しいよなー。

2001年12月13日

冬の夜は

冷え性の私は、冬はホントに体が冷たくなる。
我ながら爬虫類みたい。
とてもじゃないけど恒温動物とは言いがたい。

だから誰かと一緒に眠るのは幸せ。
人間アンカにしちゃう。
ただでさえ布団から出るのイヤなのに、抱きしめてくれる人がいる朝は、遅刻しちゃってもいい、って気分。

逆に、一人の夜、部屋がしんしんと冷え出すと、そのまま凍死してしまいそうな気がする。
布団に潜ってもちっともあったかくなくて、寒さに震える。
頭によぎるのは「一人暮らしのOL、孤独死」の見出し。
時々友達が「メールが返って来ないと死んでるんじゃないかって心配で」と電話をくれる。
電話口では「そんな大袈裟な」と笑えるけど、体が冷たいそんな夜は、やや不安。
寒さは心を蝕むから、怖い。
いつもなら笑って済ませることもなぜだか深刻に考えてしまいそうになる。

2001年12月03日

満たされること

メールをもらうこと。
電話で話すこと。
会うこと。

どこで満足するか。
ヒトはどこまでも欲張りだから。
足りない足りないって思いばっかり。
一つハードルを越えるごとに、ココまで来たんだからじゃあ次は、ってどんどん先を見る。

もうこれで充分。
これ以上何もいりません。

ここで満足しなきゃ、バチがあたります。

2001年11月30日

失恋ソング

かつて彼と別れた後、とてつもない情緒不安定に陥ったことがある。
あの時は他に落ち込む理由がいくつか重なったこともあり、本当に自分でも信じられないくらいのローな気分で、一種のショック状態だった。
電車の中や授業中に涙がこぼれてしまうこともあったし、食欲をなくして一気にげっそり痩せた。
彼との別れはある程度予測していたし、彼が言わなければ私が決めていたと思うので、それほど驚き悲しむことでもなかったにも関わらず、である。
これには自分でもびっくりした。
一度そういうことを経験したので、今後はもう何があってもあそこまで至ることはあるまいと強心臓の私は思うのだが。(そうそうあっては困る)

それはさておき、そんな経験のためか、私は華原朋美を心ひそかに見守ってきた。
彼女が失恋でおかしくなった時には本当に身につまされる思いではらはらしたものだ。
最近になって完全に吹っ切った様子で、私もハッピーな気分だ。
あんなことになっても彼女が芸能界に残ってこれたのは、もちろん彼女の努力もあるけど、私のように彼女に感情移入してしまった女性がたくさんいたということもあると思う。
経験に基づく歌ほど、人の心を動かすものはない。
大失恋の経験のある女には、彼女の歌の意味がわかるはずだ。
彼女の復活と彼女の歌は世の失恋女性たちの心の支えになってくれることだろう。

華原朋美の「As A Person」は未練たらたらな歌でまた涙を誘うものがあるが、マイ・ベスト・ハートブレイク・ソングは、カーリー・サイモンの「You're So Vain」(邦題:うつろな愛)である。
別れた男の背中に直接投げつけたような歌。
女はこうして強くなっていくのだ。

You're so vain,You probably
think this song is about you
You're so vain,I'll bet you
think this song is about you
Don't you? Don't you? Don't you?

ところで、「この男性は一体誰か?」という疑問に関して、彼女自身直接誰と言うことは明言を避けている(当然でしょう)。
ウォーレン・ビーティやミック・ジャガー、ジェームズ・テイラー(この曲のヒットの頃結婚しているから違うだろうけど……後に離婚)など名前は挙がっているものの、真相を知るのは、カーリーと相手の男性だけである。
歌われた側は相当びっくりしただろうけど、「いい気味」である。

「最高のラブソングは失恋した時に書けるもの」(by カーペンターズ「All you get from love is a love song」)というのは真実だと私は思う。
恋が終わって傷ついた時にこそ、人の心を動かすものが生まれてくるのだ。


ちなみに。
今、これを書くにあたってちょっと調べたら、竹内まりあの「元気を出して」がカーリー・サイモンのアルバム(離婚後発売。失恋ソング満載)がきっかけで書かれたものとわかった。

涙など見せない 強気なあなたを
そんなに悲しませた人は誰なの?
終わりを告げた恋に すがるのはやめにして
ふりだしから また始めればいい

失恋ソング その2

カーペンターズの話が出たところで思い出したのだが、失恋した時の私の心境としては、カーペンターズの「Goodbye To Love」が一番ぴったりしている。
カーリー・サイモンの曲は好きだけど、あれが私にあてはまるかと言うとそうではないので、どうか誤解しないでください。(笑)


愛にさよならを言うの
私が死んでも誰も気にしない
何度も何度も 恋のチャンスは
目の前を素通りして行った
愛について言えるのは
これからそれなしで生きていくことだけ
もう愛を見つけられない

だから 一人で生きていくと決めたの
もちろんそれは簡単なことではないけど
ずっと心のどこかではわかっていた
愛にさよならを告げると

明日なんて来ない
きっと時がこの辛い想い出を忘れさせてくれる
そうすれば私は信じられる誰かや
生き甲斐を見つけられるかも

無駄に愛を求め続けた毎日に
ようやく終止符を打ち
これからは孤独と空虚と親しくなって
愛が忘れ去られるこの日から
精一杯生きていく

未来に待ちうけることはまったくミステリーだし
誰も運命を予言することはできないし
いつか間違っていたと
知る日が来るのかもしれない
だけど 今は これが私の歌

それは愛にさよならを告げる歌
愛にさよならを言うの


……このところ失恋をテーマに書いてはいますが、別に最近私の身にそういうことが起こったわけではないので、あしからず。

2001年11月29日

一つの恋が終わった後

先日友人と飲んでいて、「別れた彼と連絡をとるか」という話題が出た。
私は、「別れを切り出した側は連絡をとらない」と言った。

これは実際に私の場合そうで、別れを切り出されて終わった恋の相手には私の方から連絡をとることはあっても、彼から積極的に電話が来たことはない。
逆に、私から別れを切り出して別れた彼からは電話やメールが来ることが何度かあったが、私は電話をとることはあっても思い立ってかけるようなことはしていない。
やっぱり、理由はどうあれ、別れを切り出した側がイニシアティブを取れるというか、別れを告げられた方が立場上弱いものかもしれない。
別れを先に決めた方に未練ややり直す気があるかないか、という問題?

自分の体験から私が出した結論は、「終わった恋が再燃する可能性は限りなく0%に近い」ということ。
「焼けぼっくいに火が」なんて表現もあるけど、これはお互いに本気かどうか、私には疑わしい。
一時の気の迷いか、はたまた別れた時に自分たちの気持ち以外の並々ならぬ事情があってよっぽどお互いに未練を残したままだったか、そんなとこではないか。
一度別れたのに再会してまた付き合うことになってうまくいった、というカップルはとてもまれなケースなので、別れた後に復縁を信じて待つことだけは無駄だと思っている。

2001年11月26日

ラブストーリーとラブソングが教えてくれること

映画「MOULIN ROUGE」を観た。

ストーリー自体は高級娼婦と貧乏作家のラブストーリーと、オーソドックス。
最後どうなるかも最初からおおよそ予測がつく。
それを監督がいかに自分流に盛り上げるか、っていうのが大事なんだろう。

ミュージカル仕立てで、しかもその曲が私の好きな曲ばっかりで、純粋に楽しかった。
パロディ、というか、イイトコどり。
ナット・キング・コールの「NATURE BOY」にはじまり、「DIAMONDS ARE A GIRL'S BEST FRIEND」(マリリン・モンロー)、マドンナの「MATERIAL GIRL」、エルトン・ジョンの「YOUR SONG」、ポール・マッカートニーの「SILLY LOVE SONGS」などなど。
男同士で歌う「LIKE A VIRGIN」は強烈に気持ち悪かったが笑えた。

この映画の主題となる下記のフレーズが、私には本当に身に染みてそうだなと思えてならなかった。
やっぱり、一方通行じゃなく、差し出した手に確かな手応えがあるのが、幸せだよね。


人がこの世で知る最高の幸せ
それは誰かを愛し
そしてその人から愛されること

The greatest thing
you'll ever learn is just to love,
and be loved in return
(NATURE BOY)


2001年11月25日

時間を経て

飲みに行って年下のカップルと同席して、ふと自分が学生の頃のことを思い出した。
あの頃は私もこんな感じだったな、と思いながら。

かつては私も、恋愛の楽しい部分だけを存分に味わっていたような気がする。
年を経て大人になるって、純粋に物事を楽しむ気持ちをひとつずつウロコのようにはがしていくことかもしれない。

ひとつ痛みを知るたびに臆病になる。
一歩踏み出して楽しさを味わえば、その分傷は深くなる。
それがわかると、今度は次の一歩を踏み出すのに慎重になる。
変な駆け引きを覚えたり、値踏みをしてみたり、自分が一番イヤだと思っていたことをするようになる。

でも、更に少し年を重ねて、ちょっと開き直ってみたりして。
なるようにしかならないんだから、やりたいようにやってみよう。
傷ついたって、あの頃ほど深手を負うはずがない。
時間が強いハートを(毛は生えてないハズ?)作ってくれたんだもんね。
今度傷ついたら一人遠い国に旅立ってしばらくぼーっと過ごそうと今から楽しみにしている。

2001年11月24日

胸騒ぎの12月

12月がやってくる。

12月には何かが起こる。
12月は1年で一番危険な月。
12月に向けて私の中で少しずつ生まれる緊張感。

20と○年も生きてれば、自分の運勢サイクルみたいなものが自ずとわかってくる。
12月は、人との別れの月。

それは死であったり、恋の終結であったり、いろんなカタチでやってくる。
人生の流れが変わるような、大きなコト。

でも去年は何もなかった。
今年も何もありませんように。

前ヲ向イテ、胸ヲハッテ、ススムシカナイノダ。

2001年11月21日

占いについて

いろいろな迷いがある時って、占いを見る。
占い師に見てもらったこともある。
日々の占いを見て、一喜一憂することも。

だけど、依存はしない。
これは重要だと思う。
恋占いに限らず。

占いは自分の心理状態を反映する。
自分が「ダメだ」と思っている時は大抵そういう結果が出るし、「大丈夫」と思っている時はそれを後押しするような結果が出る。
もちろんそうじゃないこともあるけれど、その場合は、「当たってない」と思って無視してしまう気がする。

例えば占い師に相談する場合、それは自分自身に問い掛ける行為でもある。
潜在意識の中では結論が出ているんだけど、それが自分にはわからないから相談する、という感覚だ。

タロットが比較的ずばりと心を見透かすように思えるのは、カードの持つ意味がかなり象徴的だからだ。
自分なりの味付けをして考える、という行為が入るため、その人によってどうにでも解釈できる。

結局決めるのは自分自身以外にないのだ。


2001年11月11日

続・一喜一憂

今日一日、なんとなく心は晴れなかった。
やっぱり合わないんだろうな、と思ってみたり。
相性占いの結果に余計に気が重くなったり。
もういいや、って投げ出しかけてた。

でも、電話があって。
やさしい声を聞くと、結局また「イケル!」って思っちゃうんだ。
バカだな。

2001年11月10日

一喜一憂

一言一言に一喜一憂。

あの言葉はちょっとぐさっと来たね。
事実なんだけどさ。
だけど目の前で言われると。

私はそれほど強くないのです。
例えば私が弱っている時、あなたはきっと手を差し伸べてはくれないでしょう。
やっぱりそのうちばっさり切り捨てられそう。

もう少し人の気持ちがわかる人ならいいんだけど。
今日の帰りは、楽しい気分にちょっとだけ憂鬱が混じってました。

2001年11月07日

願わくは-2002年の場合-

今年は心穏やかに一年を過ごしたいような。
でもそんなことを言っていたら、何事もないままおばあさんになってしまう。
心臓が萎えてしまう前に、強心臓の今のうちに、大恋愛をひとつこなしておこうか。

恋愛にはパワーが必要。
うまくいってもいかなくても。
今のうちだ。
体力のある今のうちに。
傷ついても立ち直れる今のうちに。

でもこの年になると、いくら結婚なんかどうでもよくてただ恋をしようと思っても、相手が二の足を踏むんだからつまらない。
勇者求ム。(笑)


2001年11月05日

今は絶妙な距離感で

もしかしたら、用が終わったら捨ててしまうだけの使い捨ての存在なのかもしれないけど。お互いに。
そう、例えば、明日「好きな人ができたからバイバイ」って突然言われても全然おかしくない。
逆に私がそう言うかもしれないし。
それでも今は「いてくれてありがとう」って思うんだよね。

なんかイイコトがあった時、とか。
ちょっとイヤなコトがあった時、とか。
あまりにもくだらないけどおっかしいことがあった時、とか。

とるにたりなくて、友達にわざわざ言うのも気がひけるようなことを伝えられる誰かがいるっていいなって思う。

ある意味今の状態は理想的なのかもしれないって感じる。
だって、私、すごく飽きっぽいし。
本当に「熱しやすく冷めやすい」を地で行くから、たーっとまっしぐらでいっちゃうかと思うとふと何かの拍子に冷ややかに相手を見るようになったりして、まったくイヤな女なんだよ。
この低体温な関係は(いわば人肌って感じ?)、居心地がよくて、長くつかれるぬるま湯みたい。
そう考えると、案外長く続くかもね? 私たち。


2001年11月04日

必要な時にそばに

誰かとつきあう時、私が相手に望むのはとにかく一つ。
私がその人を必要とする時にそばにいてほしいということ。

もちろん仕事とか旅行とか物理的な理由で遠くに離れていることもあると思う。
それを無理してそばにいて抱きしめてとか、そんなことは言わない。
(いや、口では言うかもしれないが)
そうじゃなく、大事なのは、心はそばにいて欲しいということ。


以前、私がいろんなことでプレッシャーを感じたり答えの出ないことで深く悩んでいた時、彼は彼でやりたいことがあって彼なりに悩みをもっていた。
お互いにマイナスな時というのは、どちらも余裕がないから、人の愚痴や悩みまで聞いてあげることができない。
電話をしても自分の言いたいことを言うだけだから、と少しずつ距離をおくようになって、そしてそのまま別れる方へ進んで行ってしまった。

あの時私は、彼にそばにいてほしかった。
意見が違っても、会えなくてもいい。
ただ、「大丈夫」って一言言ってくれるだけでよかった。
その気持ちを話せなかったことも、彼の話を聞いてあげられなかったのも、よくなかった。
今はそうわかるけれど、当時はそれがわからなかった。


会えなくてもいい。
ただ、私があなたを必要とする時、心まで離れてしまわないでください。
そして私も、そうするように努力しようと思います。

2001年11月03日

手をつなぐことの意味

今ひとつ気になっているのは、手をつながないこと。
手をつないだら受け入れることになるから?
それともそこまで気にしていないということ?
やっぱりどうでもいいのかな。

私は、気にする。
あなたの存在をもっと近くに感じてみたいって思うけどな。

キスよりも抱きしめられるよりもまず、そこに意味があると思わない?

2001年10月21日

Lose Control

恋は人の判断力を鈍らせる。

この週末にビデオで見た「クール・ドライ・プレイス」にも「ムッソリーニとお茶を」にも恋をするが故に判断を誤った人がいた。
男でも、女でも同じ。
恋は人の理性を奪い、潮流のように強い力で人を思わぬ方へ押し流してしまう。

愛する人を信じたい気持ち。
心の奥底ではきっと気付いているのに。

2001年10月17日

残り火

ダメになることは目に見えていたのに、いざ別れを告げられると戸惑ってしまい、かつてなく執着して苦しい想いをした恋がある。
その後他に付き合った人もいるし、今は全く別の生活をして、違う恋をして、私の中ではとうに過去のこととして終わっていたはず。
その彼が、突然夢に現われて、私を助けてくれた。
やっぱり夢の中でも私たちは別れたことになっていて、にも関わらず私は彼に頼みごとをしなくてはならない状況に陥って、彼に頭を下げた。
こんなことを頼めるのは他にいない。
彼は笑って、いつものようにそうっと助けてくれた。

目が覚めてから、なんていいヤツだろう、と思った。
だけどいい夢だと浮かれるような気分ではなかった。
結局そこにあるのは厳然たる別れ。
やっぱり一応まだ未練があるんだろう。
ちょっぴり悲しかった。

でもその悲しみは、彼との恋の終わりを嘆くのではなく、あの頃の私が彼に対してとってしまった態度やよくない言動を残念に思う気持ちだ。
彼の心を離れさせた、私の油断や傲慢。
あんなに苦しむほど好きだったのなら、もっともっと大切にすればよかったのに。

一つ恋が終わるたびに、思う。
今度は、もっと優しくなろう。
後悔なんか残さない恋をしよう。

2001年10月10日

ジェネレーション・ギャップ

数年前、男友達が30目前の女性が自分に気があるらしいと気付き、「付き合ってみようかなあ」と言い出した。
私は、そのくらいの女の人は結婚のことを考えるからよく考えて決めた方がいいよ、と忠告をした。
気軽に付き合うには危険過ぎる、と思ったから。
彼はそれほど強い気持ちでもなかったらしく、結局そのまま何事もなく終わってしまった。

そして実際自分が20代後半に足を踏み入れた。
確かにあの頃自分が思ったことはそれほど外れてはいなかったと思う。
あの頃の恋と今の恋の方法はちょっと違う。
あの頃は、好きかどうか確信がなくても、とりあえず付き合ってみるか、みたいなノリがあったけど、今は、なんとなくそろそろとお互いに相手の動向を探りながら、簡単に付き合うまで持っていかない、そんな感じ。
いくら私が結婚なんてどうでもいいと思っていても、相手もそんな年だから慎重にならざるを得ないんだろう。
たぶん女の子がのぼせあがって結婚する気になっちゃうのが怖いんだ。

ふとそう思いついたら、今の状態も楽しめる気分になった。
ふふん。そんなの自惚れだよ。
お生憎様。