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痛みを伴う女のプライド

最近小説らしい小説も読んでなかった。
久しぶりに本屋でラブストーリーを手に取った。
ストーリー自体は荒唐無稽だけれど、あまりにも自分に似て不器用な主人公に胸が痛む。
こんなに感情移入して本を読んだのは本当に久しぶりだ。

一度痛手を負うと、次に同じ痛みを受けることが怖くて、どうしても臆病になる。
臆病になるが故に時には恋をすることを拒絶してしまうことも。
自分を傷つけた男への復讐、という考え方は、女の意地とプライド、そして自己防衛手段である。
そういう風に考えないと、二度と立ち上がれないからだ。
だけどそう考えているうちは、やっぱり傷が完治していないのだろう。
そんなことを考えていた頃の自分を考えると今もチクリと胸が痛い。
つらいのに頑張ったね、とあの頃の自分を抱きしめてやりたいような気分だ。
けれどきっと、次にまた失恋をする時には同じ思いを繰り返すのだろう。

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コメント

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