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2002年03月28日

奇跡

奇跡ってあるんだな、と思う。
ココロの中で願ったことがまるきりはずれて残念がっているところで、実はそうではなく本当に願った通りになった時。
でも私の場合。
いつも狙いが当たってしまうとそれが運命みたいに思えてしまって、ただの偶然が重なっただけなのにそれを頼みの綱にしてしまう。
ご用心。
これは奇跡ではなく、ただの偶然なのだと思うこと。

2002年03月20日

片想い

友達の片想いの話を聞くと、なんだかとても切ない話が多い。
例えば、彼女はものすごく彼が好きでいつも想っているのに、彼の方は全くそれに気付かずどこまでも友達扱いで、他の女の子とばかりしゃべっている。やっぱり彼は自分に振り向くことはないんじゃないだろうか……とか。
彼女たちは、すっごく好きだけどあきらめるべきだろうか、とか、彼女もいるし見てるだけでいい、とか、常に迷い、頭を悩ませ、苦しんでいる。

私の片想いは、そこまでつきつめて考えるところまでいかないから楽しいんだろう、と思う。
ちょっとした趣味、「片想いごっこ」というよう程度のものだ。
好きは好きなんだけど、どっちかというと、俳優やアーティストのファンに近い感覚。
恋愛のいいとこどりだ。
偶然すれ違うことや、同じ電車に乗ることや、おしゃべりをすることを、喜ぶ。
会えない時は、がっかりする。
そういうのを楽しむ。
だから下手すると何人も同時に好きだったりすることもある。
(もちろん誰かと付き合っている時はそんなことはしないけど。)
時々そうやって人を好きでいることを楽しんでいないと、メイクをしててもつまらない。

こういうのは本当の恋ではないので、友人たちの切ない片想いが逆にうらやましくもあるけれど。

2002年03月09日

恋の話。(採録)

「最近人恋しくてしょうがないんだよねー。恋がしたい」
「ああー」
「恋してるー?」
「してない、かな?」
「……なんかしてるっぽい」
「してないしてない。っていうかー、会社に若い男いっぱいいると思ったらさー、みんな既婚者だったんだよね。いい人もいるのにねー。鑑賞用って感じ?」
「そっかー」
「しかもさー、みんな社内恋愛(で結婚)らしいんだよねー。今更参入できないよね」
「まじで?」
「そういえばさ、この前おもしろいことがあってさ。月に一度仕事でメールをやりとりする関連会社の人がいるんだけど、こないだメールを送る前に部署名を確認してからにしようと思ったら、その部署が名簿にないわけ。先月返事がなかったから、もしかして異動とか退職したのかと思ってよく考えたら、ウチの会社に部署ごと引っ越すって話があってさ。で、メールに、もしかしてこっちに移ってきてますか?、って付け加えて送ったら、『後ろにいるおっきいのが僕です』って。なんと真後ろの席にいたんだよねー。すごくない?」
「笑えるー。その人はどうなの? イケてる?」
「顔はまあ普通? でも私、顔は適度であればいいからさ。それよりホントおっきくて、挨拶しに行ってびっくりしたんだけど、まさか初対面で『2Mありますか?』とか聞けないじゃん。でも背が高いだけでハードル一つ越えたっていうかシード権ありって感じなんだよね」
「ふーん」
「でもまあ、またそれも鑑賞用か。あんまり関わりの無い部署だからさ。けど、そういう楽しみがあると会社行くの楽しいでしょ?」

「年上と年下とどっちが合うと思う?」
「えー。年上よさそうだよねー。でもどうかなあ」
「なんかみんなに年下がいいんじゃんって言われるんだけど、そうかなあ?」
「ああー。そうかもねー。それもある」
「確かに自分でもなんかかわいがる感じがいいんだよね。よしよしってしてあげるみたいな」
「最近私、許容範囲広くなったっていうかさ、前はすごく年上がよくて、少なくとも同い年が最低ラインだったワケ。でも今は別に年下も悪くないかなって思うんだよね」
「ああ、それはあるねー。きっとそれは大人になったってことだよ」
「そうかなー」
「なんか、こう、余裕が出てきたっていうかさ」
「そうかもねー。現実を見るようになったっていうのもあるけどね。我に返ったっていうか、選んでる場合じゃないし」
「確かに」

「前の彼氏はどこがよかったわけ?」
「どこって言われてもなー」
「今だから言うけど、実は結構あの人疑問だったんだよねー」
「ああー。まあね。一緒に働いてるとよく見えるじゃん。私より長く働いてるしさ、いろいろ知ってるの当然なんだけど、こっちにとってはそれがスゴイわけ。だから向こうが会社辞めたらどこがいいんだかわかんなくなってたちまち冷めちゃった」
「あはは」

「けどさー、あんまりすっごいべたべたに惚れるってことないでしょ?」
「えー、そう?」
「目がハートマークになってんの見たことないよ」
「あはは。まあ、見た目にはわかんないかもしれないけどさ」

2002年03月08日

赤い糸の話

運命の人というのは本当にこの世に存在するのだという。
でもたとえそうであっても、出会った時に「この人だ!」とわからずに見逃してしまうかもしれない。
だから運命の人の特徴を知っておく必要がある。
その見分け方というのを教えてもらった。
自分が好きだと思うタイプとか条件をたくさん書き出して見る。
100コくらい。
そうすると、理想の人=運命の人の目印がわかるんだそうだ。

100コも条件を挙げるというのは大変難しいことではないだろうか。
私が惹かれるポイントを考えてみる。

1.声が低い
(既に取り上げているので今更なんということはないが、低くて鼓膜が震動するようなのがいいらしい)
2.目
(上手く言えないけど、目を見ればその人の生気がわかるというか、ようするに魚を買うのと同じ)
3.背が高い
(これはまったく謎。でも背が高いだけで第一関門突破するのは事実)
4.知識や技術
(私の知らないことを知っているとか、私にできないことができる人に弱い)
5.手が大きくてきれい
(私の手が小さいので普通の人は大抵クリア)
6.趣味
(「趣味:パチンコ」っていうのはダメ。ともかく仕事以外に何か自分の世界をもっていること。でも熱帯魚とか昆虫とか、コレクション系は違う)
7.仕事
(銀行員とか公務員とか職業の限定はしないけど、まあ普通に自分の食べる分くらい稼いでいること。仕事ができる人には惚れ惚れする)
8.向上心
(そんなにガツガツしなくていいからある程度向上心があること。こういうのが無い人は目が死んでるので2に共通する)
9.思いやり
(ホントはこれが一番大事なはず。優しいというよりは、人の気持ちがわかる、という方がいい)

――このくらいかな? やっぱり100は難しい。

これって、本当に目印になるんだろうか?
この条件を全て満たす人に出会える可能性って、どのくらい?