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2001年12月22日

ハーフムーン

冷たい夜空を見上げたら、月が半分、光ってた。
風が頬に刺さる。
マフラーを巻き直す。
唯一外に出ている手先が寒い。
ポケットに手を突っ込む。
どんなに寒くても、楽しいことは待てる。
楽しい気分のまま凍りついてしまってもいいと思えるくらい。

今の気分としては満月よりもこの月がぴったりだ。
いつか今年のことを思い出す時、きっとあの月が脳裏に浮かぶだろう。

2001年12月14日

方向音痴

恋する気持ちというのは、想う相手のとらえ方によって結果に天と地の差が出る。
これはうまい言い方じゃないけど、つまりこういうこと。

AさんがBくんを好きだとして、BくんがAさんに好意をもっていたり、好意までには至っていなくても友情程度はある、という場合は、少なくともその想いはBくんにとって迷惑なものではない。
もちろんBくんもAさんのことが好きで想いが通じるのが一番だけど、片想いに終わってしまったとしても、こういう恋は結果として幸せだ。

BくんがAさんに対してなんの感情も抱けない場合、例えばBくんにとってAさんがまったくの他人だったり、知人だとしても嫌いな人だった場合。
Aさんの想いがまったく一方通行で、Bくんにとって迷惑でしかないとしたら。
これは不幸なことだ。
世に言うストーカーなどはこの手で、好きな人にしてもらうならうれしいことも、そうじゃない人にされると「気持ち悪い」とか「気味悪い」ということになってしまう。

難しいよなー。

2001年12月13日

冬の夜は

冷え性の私は、冬はホントに体が冷たくなる。
我ながら爬虫類みたい。
とてもじゃないけど恒温動物とは言いがたい。

だから誰かと一緒に眠るのは幸せ。
人間アンカにしちゃう。
ただでさえ布団から出るのイヤなのに、抱きしめてくれる人がいる朝は、遅刻しちゃってもいい、って気分。

逆に、一人の夜、部屋がしんしんと冷え出すと、そのまま凍死してしまいそうな気がする。
布団に潜ってもちっともあったかくなくて、寒さに震える。
頭によぎるのは「一人暮らしのOL、孤独死」の見出し。
時々友達が「メールが返って来ないと死んでるんじゃないかって心配で」と電話をくれる。
電話口では「そんな大袈裟な」と笑えるけど、体が冷たいそんな夜は、やや不安。
寒さは心を蝕むから、怖い。
いつもなら笑って済ませることもなぜだか深刻に考えてしまいそうになる。

2001年12月03日

満たされること

メールをもらうこと。
電話で話すこと。
会うこと。

どこで満足するか。
ヒトはどこまでも欲張りだから。
足りない足りないって思いばっかり。
一つハードルを越えるごとに、ココまで来たんだからじゃあ次は、ってどんどん先を見る。

もうこれで充分。
これ以上何もいりません。

ここで満足しなきゃ、バチがあたります。