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2001年10月21日

Lose Control

恋は人の判断力を鈍らせる。

この週末にビデオで見た「クール・ドライ・プレイス」にも「ムッソリーニとお茶を」にも恋をするが故に判断を誤った人がいた。
男でも、女でも同じ。
恋は人の理性を奪い、潮流のように強い力で人を思わぬ方へ押し流してしまう。

愛する人を信じたい気持ち。
心の奥底ではきっと気付いているのに。

2001年10月17日

残り火

ダメになることは目に見えていたのに、いざ別れを告げられると戸惑ってしまい、かつてなく執着して苦しい想いをした恋がある。
その後他に付き合った人もいるし、今は全く別の生活をして、違う恋をして、私の中ではとうに過去のこととして終わっていたはず。
その彼が、突然夢に現われて、私を助けてくれた。
やっぱり夢の中でも私たちは別れたことになっていて、にも関わらず私は彼に頼みごとをしなくてはならない状況に陥って、彼に頭を下げた。
こんなことを頼めるのは他にいない。
彼は笑って、いつものようにそうっと助けてくれた。

目が覚めてから、なんていいヤツだろう、と思った。
だけどいい夢だと浮かれるような気分ではなかった。
結局そこにあるのは厳然たる別れ。
やっぱり一応まだ未練があるんだろう。
ちょっぴり悲しかった。

でもその悲しみは、彼との恋の終わりを嘆くのではなく、あの頃の私が彼に対してとってしまった態度やよくない言動を残念に思う気持ちだ。
彼の心を離れさせた、私の油断や傲慢。
あんなに苦しむほど好きだったのなら、もっともっと大切にすればよかったのに。

一つ恋が終わるたびに、思う。
今度は、もっと優しくなろう。
後悔なんか残さない恋をしよう。

2001年10月10日

ジェネレーション・ギャップ

数年前、男友達が30目前の女性が自分に気があるらしいと気付き、「付き合ってみようかなあ」と言い出した。
私は、そのくらいの女の人は結婚のことを考えるからよく考えて決めた方がいいよ、と忠告をした。
気軽に付き合うには危険過ぎる、と思ったから。
彼はそれほど強い気持ちでもなかったらしく、結局そのまま何事もなく終わってしまった。

そして実際自分が20代後半に足を踏み入れた。
確かにあの頃自分が思ったことはそれほど外れてはいなかったと思う。
あの頃の恋と今の恋の方法はちょっと違う。
あの頃は、好きかどうか確信がなくても、とりあえず付き合ってみるか、みたいなノリがあったけど、今は、なんとなくそろそろとお互いに相手の動向を探りながら、簡単に付き合うまで持っていかない、そんな感じ。
いくら私が結婚なんてどうでもいいと思っていても、相手もそんな年だから慎重にならざるを得ないんだろう。
たぶん女の子がのぼせあがって結婚する気になっちゃうのが怖いんだ。

ふとそう思いついたら、今の状態も楽しめる気分になった。
ふふん。そんなの自惚れだよ。
お生憎様。