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2001年08月04日 ()

2001年の夏休み 岩手の旅

夏休みです。女2人旅です。

朝6時。夜更かしの末、結局徹夜で準備をする。(最低だー)
待ち合わせの駅に着くのが10分遅れそうだったので、連れに電話する。
「おはよー。ごめん、一本乗り遅れたー」
「おはよー?」
「10分遅れるよ。ごめんねー」
「わーっ。今起きた!!」

というわけで、朝からスリリングなはじまりをしたものの、起きて10分後にはチャリを駆って駅のホームにいた(!)という彼女の離れ業により予定通り6:52東京発やまびこ号に乗り込み、一路盛岡へ。
寝不足挽回のため、一応ちょっと眠る。


9:18、盛岡着。
12時にレンタカー(トレン太くん)を借りる予約をしていた。
早く借りてしまおうと思ったら、意外に混んでいて、11時過ぎないと車がないという。
じゃあ先にゴハンってことで、香醤というお店にじゃじゃめんを食べに行く。
味噌の色(灰色)を見て、うーん大丈夫かなと不安になりつつ、食べ方をお店の人に教えてもらい、食す。
しばし無言。
「おいしー!」
「これ、はまるよ。……ホントうまい」
白いうどんのような麺にキュウリとその味噌がのっている。
紅生姜のかたまりと生姜のすりおろしが添えられていて、酢、ラー油、塩、胡椒、醤油、にんにくなどそこにある調味料を好みで加えて、それを全て混ぜて食べる、というもの。
味は、食べた者にしかわからないでしょう。うひひ。
そして、食べ終わったら、そこにタマゴを割り入れて、スープを入れてもらう。
また調味料で自由に味付けして(灰色の味噌をたっぷり入れるのがよい)飲む。
これまたうまい。そして安い。500円也!
麺類にはちとうるさい私も大満足でした。

安いといえば、料金が100円均一というバスがあって、笑えた。

結局予定通り12時に車を借りた。
マツダの白いデミオ。
どきどきしながらハンドルを握るも、なんとか盛岡市内脱出成功。
わかりやすい道でよかったー。


盛岡手づくり村到着。
まず陶芸教室。
こういう時、ものを作るセンス、ばればれ。
自慢じゃないが美術はあんまり得意じゃないので、おとなしく小鉢を作る。



よく見ると歪んでる……。


それから、藍染めのハンカチ作り。



白いハンカチを、ビー玉と輪ゴムでてるてる坊主を作ったり、じゃばらにして洗濯バサミでとめたり、割り箸で挟んだりして、模様のベースを作る。
ちなみに数学の図形感覚もないので、その結果どうなるかは私には全然わかりませーん。



それを藍の瓶に投入し、3分後取り出し、皺を広げて空気に触れるようにする。
そうすることで化学変化が起きて、色が変わるんだそうです。
それを何度か繰り返す。濃い色にするには回数を重ねる必要がある。
最初は緑色。
中から出すたびに、少しずつ濃い藍色になってくる。
さあて、どうなるんでしょう。わくわく。

じゃーん。



いいんじゃなーい。気に入った♪←親ばか


さて、ペンションへ。
今回お世話になるのはインターネットで見つけたところ。
メールでいろいろ質問攻めにしても丁寧に答えてくれて大変親切である。
イーハトーヴ 花の郷 http://www.juno.dti.ne.jp/~hanasato/


(手前は3日間の愛車・デミオ)

コスモスの花が庭先で咲く、メルヘンチックなお宿。
敷地、広いです。
東京もんにはそれだけでため息出ます。
部屋もきれいだし、過ごしやすそう。

荷物を置いたらすぐに小岩井農場へ向かう。
今夜は小岩井農場内の天文館でスターウォッチングがあるのだ。

星を見る前に、バーベキュー。
途中、ひつじの丸焼きを見る。
豪快だ。
何が残酷かって、「ひー」と騒ぎながらジンギスカンを食べに向かう私たちであろう。

私たちがジンギスカンを堪能する間、ちょっと離れた草原のステージでニュージーランドのマオリ族とモンゴルの踊りをやっていた。(ちょうどそういうイベントの期間だった)
遠いのでよくは見えないが、食後、ベンチに座って、モンゴルの人のホーミーと馬頭琴を聴く。
馬頭琴は名前の通り頭の部分に馬の頭が彫られているバイオリンに似た弦楽器。
ホーミーは一人で同時に高音と低音でハモれるという技を使う歌。
最近CMもやってたけど、生で聴くのは初めてだから得した気分。
どことなく宗教じみていて、読経に似ている。


天文館。
小さくても立派な施設で、大きな望遠鏡と回転する丸天井をもっている。
雲が多いのが難点だったけど、それでも星を見つけては覗かせてもらった。
客がほとんどいないので、貸切に近い。これはラッキーだ。

火星。べガ(織姫)。アルタイル(彦星)。蠍座のアンタレス。
降るような星空を見ることができなかったのは残念。
満月も雲の向こうで光って見えない。
雲が月の光を反射して、空を明るくしてしまい、星を見えにくくする。
月の光の偉大さよ。
こんな暗い空でなければ、月の明るさなど実感することはない。
雲に隠れても地上に光を届けられるなんて、知らなかった。
それだけでも満足だと思った。

 

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